softtail.log | 自転車でのポタリング日記と自転車話+α

    大正7年の謎

    どうしても解けない謎にぶち当たり、一向に前に進めない。
    でももういいや。謎は謎として、もうぶちまけてしまおう。


    それは、ゆりや食堂が面している小路の過去。


    前回も同じ地図を載せましたが、ゆりや食堂が店を構える小路、あきらかに何か訴えかけてくるものがある。


    ゆりや食堂が面している小路、あぁもう面倒くさいので本ブログでは「ゆりや小路」とさせていただくが、あきらかに元々は円山から続く「裏参道~南一条通り」の一部であったであろうに、ホワーイ何故に(もう通じないよね)その南側に太い道路が出来ていて、現在はそちらが南一条通りとなっているのか。そして西20丁目を境にして、この通りのつながりがあきらかに不自然だ。

    えーと、今回の話、付いてこれませんよね皆さんきっと。
    でも、地名・住所にまつわる歴史好き(マニアやオタクの領域には程遠い)で、自転車趣味と地理・歴史系ネタは自分の中で切っても切れないのもなので、もう完全に

    想定読者=俺のみ

    として書いています。
    今回は特に。

    誰に言ってるのだ、いったい。


    さて気を取り直してネットで色々調べていると、まぁなんとなくこの辺の道路開発経緯は分かった。
    元々西20丁目を境にして西側は円山村・東側は札幌で、円山村から札幌市街地まで一本道が通された。
    これが今で言うところの、裏参道(円山側)からの「ゆりや小路(と言っているのは本ブログだけだが)。
    もともと円山から伸ばしてきただろうから、ゆりや小路が裏参道から地理的に真っ直ぐ続いているのは分かる。

    #ちなみにゆりや食堂が開店したのは戦後間もなくらしいので、当時の人たちに「ゆりや小路」と言っても何がなにやらさっぱりなので注意しよう(しない)。

    その後、札幌も独自の都市計画によっていわゆる「碁盤の目」の都市計画に従って道路を作ってきた。そうすると札幌側の「南一条通り」と円山へ続く裏参道は微妙にずれる。
    この様子は、明治42年の「札幌市街地図」を見てもよく判る。
    さぁリンク先の地図(札幌中央図書館のデジタルライブラリー、いやぁこれ見始めると時間がいくらあっても足りない)を見るが良い。

    こちらです。

    この地図の左端を見ると、西20丁目までが「札幌」で、札幌から一本だけ西(左)に伸びる道があるのが分かる。これが今で言う裏参道で、この道は西20丁目を境に「ゆりや小路」に接続しているのが分かる。
    そしてゆりや小路と、その周りの(札幌の都市計画に従って作られた)道路との間にはゆがみがあるのも分かる。

    まぁ別にゆがんでいても良かったのかもしれないけど、大正の時代に入ってから電気軌道(路面電車)がどんどん張り巡らされるようになってきて、大正12年に札幌側から西20丁目(琴似街道)まで延伸された。そしてその軌道は円山まで延伸することを想定していたのだろうけど、なぜか円山まで素直につながる「ゆりや小路」を通らずに、「札幌の都市計画に沿って作られた南一条通り」を通っている。
    この通りが作られたことで、この通りとゆりや小路にはさまれた三角地帯みたいな地域が生まれた。

    昭和3年の地図、この左端を見ると、上記の三角地帯が生まれ、ゆりや小路の南側、南一条通りに電車が走っているのが分かる。

    ちなみにこの地図、デジタルデータで全25ページ。上のリンクはその12ページ目。
    あぁそうさ、地図全部見て探したさ。
    暇なのか?自分・・・

    想像するに、ゆりや小路は電車走らせるには狭すぎたのかな、と。
    だから小路とは別に、札幌の都市計画に沿った真っ直ぐ西進する道路作って、そこにレール引いたのかなぁ、なんて考えていました。
    そう考えると、なんとなく辻褄は合う。
    そして、メインストリートの座から路地に格下げとなったゆりや小路は、時を止めて時代の流れとはちょっと違う時間軸で今に至る・・・

    と思ったんですけど、一枚の地図がこの仮説に異を唱えやがりました。
    大正7年の地図。この地図の真ん中、左端を見ていただきたい。

    この地図を見ると、大正7年の段階では南一条通りがゆりや小路と接続していて、いやでも都市計画上はその南側にちゃんと真っ直ぐな道作るもんね!という計画が点線で描かれていて、その上で

    ゆりや小路を電車線路が走っている。

    いったいこの線路はなんなんだ?
    札幌市電の歴史上にも、そのほかの馬車鉄道の軌道にも、こんな路線でてこない(調べ方が甘いのかも知れないが)。

    当時、馬車軌道みたいなものは随分街中を走り回っていて、それがどうも大正7年の博覧会を目標に、一気に電気軌道化されていったらしい。そんな馬車軌道のひとつが走っていたのか、それとも地図が間違っているのか・・・


    もう一週間以上、この謎が気になってネットの海を放浪中。
    いやこれは、図書館とかでがっつり調べないとだめかなぁ・・・


    なにやってるんだ、いったい。


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    ゆりや食堂へ

    グルメブログにするつもりはさらさら無いのですが、ついついその店構えに心奪われてしまったので。

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    珍しく、先日気になったお店に早速一人で赴いた。
    札幌医大近くの路地にひっそりと立つ、「ゆりや食堂」。

    完全に昭和な店内。
    そして昔風じゃなくて昔のラーメン。
    これ、昔、上砂川町のスキー場で食べた味だ。いやあれよりもう少しあっさりか。

    ラーメンは460円で、小チャーハン230円を加えておなかいっぱいな感じ。
    この量と味付けなら、なんとか両方食べられる。

    小サイズの御飯ものがバリエーション豊かで、カレーとかカツどんとか、目玉焼きのせたごはんとか。


    なんでも、終戦の翌年から営業しているらしい。
    そりゃ床にも段差できるし、テーブルも傾くわ。
    でも不思議と、居心地悪くない。当たり前っちゃあ当たり前なんだろうが、リアルレトロ感満載ながら清潔感もあるんだよな。

    めちゃくちゃ美味しい!って感じではないのだけど、多分また行く。
    雰囲気も味も、落ち着くので。

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    それにしても本当にすごい店構えだ。
    この店のこと知らないと、なかなかこの引き戸を開けてみようなんて勇気は出ないよなぁ・・・

    そしてこの店の立地、地図を眺めてみると色々と妄想が広がるのです。



    ゆりや食堂が面している小路、よく見ると真っ直ぐ南一条通り、すなわち裏参道につながっている。
    もしかするとこのあたり、旧裏参道的な通りだったんだろうか。
    通りには豆腐屋さんなんかもあって、なんか旧街道的な雰囲気出てるんだよな・・・

    ごちそうさまでした。
    うんざりな休日出勤の合間の、暫しの癒しでした。

    Category : ポタリング
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    一月早いFAT Life

    いやぁ、今年は寒い。
    東京も11月の積雪なんて大変だったろうけど、週末の札幌は雪こそちらつく程度で済んだものの、日中の最高気温がマイナス。
    いわゆる真冬日。
    世界が冷凍庫の中。


    とにかく寒くて、こんな気温だといつまた街がドカっと雪に覆われるか判らない。
    そんなわけで、路面が急に悪化しても良いように、今年は例年より早くFATバイクを稼動させ始めた。
    タイヤはまだスパイクにせず、ブロックタイヤで近所を散走。
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    最近すっかりデジカメを持ち歩かなくなってしまった。写真を撮るのはもっぱらスマホばかり。
    なんてテイタラク。
    おまけに、スマホ写真の標準的な縦横比てこういうサイズになっちゃって(変更はできるけど)、最初はすごく違和感ありまくりだったのがだんだん慣れてきちゃってるんだよな。そして慣れてくると、まぁこれはこれでこの比率じゃないと撮れない奥行きみたいなものもあるなーなんて思うこともある。

    でもやっぱり、なんか違う。
    違うけど、この手軽さに抗えないのがちょっと悔しい。
    また冬になったら、フィルムカメラを引っ張り出そう。

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    途中でついつい引き寄せられてしまった、ゆで太郎。
    しばらくこない間に、ちょい呑みセット500円なんてメニューが追加されている。

    ビールかハイボールか麦焼酎と、天ぷら二品と大根おろしで500円。

    ・・・なぜ、ホワーイ何故に?焼酎を置かないのだ。
    安物でいいから、なんならプラス100円とかでも良いから、焼酎置こうよ。
    そしたら、焼酎のそば湯割りを頂けるじゃないですか。
    そんでもって、〆にもりそば、良いじゃないですか。
    てんやにもない、吉野家にもない、ゆで太郎だからできる「ちょい呑み」ってさ、そういうことじゃないですか?
    奴等にはそば湯も、仕上げの蕎麦も無いんですよ。
    牛肉の煮汁でお酒は割れないでしょ?仕上げに天丼は無いでしょ?
    ねぇ。

    まぁ、そこまでやらないところが「ちょい呑み」なんだろうな、と大人の分別を取り戻して店を出た。
    それにしても、なんでこんなにゆで太郎を気に入っているのか、時々自分が分からなくなる(笑)

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    ふらふら走ってて、どうにも気になってしまった食堂。
    札幌医大の近くの路地にて、不思議な存在感を醸し出す「ゆりや食堂」。
    今度、行ってみよう。


    こんな感じで、晩秋、いや初冬の札幌を意外と自転車でふらふらしているのです。
    去年の冬もそれなりにFATは活躍してくれたのだけど、冬道しか乗らないとそれほど距離はいかないんです。
    で、やっぱり自転車って、それなりに距離走ってみないと馴染まないしポジションも出せないってことが今更ながら判ってきて、がっつり積雪する前に出来るだけこのFATに馴染んでおかないとなーなんて思うわけです。
    確かに、ある程度走ってみて、やっとこの自転車、ATB500の転がし方みたいなものがちょっと見えてきた。
    雪が積もる前に、もう少しこいつの特性をグリップしたいんだよな。
    それが出来れば、冬道の走り方も去年よりもっと愉しくなるんじゃないかと。


    そろそろ、根雪の頃ですかね。

    Category : ポタリング
    Tag : ATB500
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    生存確認

    生きてますそれなりに。
    まぁ生きていればこそ、いろんなことが起こるんだなぁと実感する今日この頃。


    ■出張先は函館より東京の方が楽

    函館日帰り出張、片道5時間。
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    東京日帰り出張、片道4時間。
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    札幌と東京、もうほんと季節が違う。

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    東京、この時期でもふつーにロードバイクが走ってて、あぁうらやましい。
    札幌も先日のドカ雪はほとんど融けてなくなってるけどさ、もう寒いんだよ。
    情けないけど、もうロード乗る気が起こらない。

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    仕事が終わって少しほっとした羽田空港で缶ビール、それも気持ち程度贅沢にプレモルを開けたのに、これがびっくりするくらい美味しくない。
    北海道の気候下で、サッポロクラシックみたいな味の濃いビールにすっかり慣れてしまっているんだろうな、舌が。

    やっぱり、北海道の地酒はビールだ。

    まぁそれはともかく、函館だろうが東京だろうが、日帰り出張はきつい。
    楽しい案件でもないので、なおさら。



    ■走る~走る~その場で~

    昔、嘉門達夫が歌ってたんですよ。
    爆風スランプのヒット曲の替え歌「ルームランナー」。

    最近、本当に行くところ無くて、ジムばかり行ってる。
    以前ごし氏がブログで紹介していた、みやすのんき氏のマラソン本を入手してフォームを見直したところ、今までずーっと抱えていたアキレス腱の痛みがぴたりと止み、さらに何日か連続で走っても身体が痛まなくなってきた。
    走行スピードも少々向上し、それによって月間走行距離も伸びてきた。
    今までは月100キロちょっとくらいだったのが、ここ2ヶ月くらいは120キロ以上走ってる。

    10月に入ってから全然自転車に乗ってないし、外でランニングするわけでもない。
    ひたすら、ジムのトレッドミルで、走る走る。

    何が楽しいんだ。
    いくら走ってももうほとんど痩せないし(維持するだけで精一杯)、いくら走っても景色も変わらない。
    ほんと、行き場が無いんだな、自分(笑)
    まぁ、いろんなことリセットする場と時間が必要なんだ。多分。


    以上、特にネタもないのですが、生存確認まで。

    Category : 日々の諸々
    Posted by ゆげ1号 on  | 0 comments  0 trackback

    あまりに早すぎる、

    10月最後の週末は、こんな感じでした。
    今年、寒くなるの早いなー、秋なんてあっという間にすぎてしまいそうだなー、なんて予感は感じていた。



    にしても、だ。
    一週間後にこうなるなんて、全く想像できなかった。
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    まだ木々の紅葉も散る前に、一晩で膝丈までの降雪。
    ほんと、昨日の夜なんて全く雪なんて積もってなかったのに・・・さすが北海道、侮れん。
    慌てて除雪をして、FATを引っ張りだして冬支度。

    いやさすがに、このまま根雪にはならないだろうけどさ。
    それにしても、11月上旬にこれだけの積雪量って前代未聞。
    なんか、今年は色々大変だ。

    ほんと、大変なんです。
    ほんとに。


    Category : 日々の諸々
    Posted by ゆげ1号 on  | 0 comments  0 trackback

    無くしたモチベーション

    10月。
    全然自転車乗って無いんですよ。
    ランは10月最終週に入った段階ですでに100キロ超えてるのに、自転車はほんと、上旬に一度、小林峠に行ったくらい。
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    この日、なぜか平和の滝はすごく混雑していた。

    あぁそういえば、小林峠の道路工事、進んでますね。
    一部、道路迂回させられました。

    ほんと、全然走ってない。
    いきなり寒くなったとか、まとまった時間とりづらいとか、そういう理由も無くは無い。でもちょっと違うんだよな。

    ここ数年、この時期は多かれ少なかれ、しんどいことが重なる時期となるのですが、今年は本当にしんどい。
    いつにも増して、いろんな角度から底なしの駄目出しを喰らい、なんか人生の袋小路ってこんな感じなのかと身に沁みた。
    あぁここにちいさな屋台を開いて、ここでこれから客足が遠のくまでおでん売って生きていくんだな・・・みたいなそこはかとない閉塞感。

    てっきり、自分の引いている屋台はまだまだ、どこにでもいけるんじゃないかみたいな根拠の無い思い込みがあったんだな。
    甘い甘い。

    まぁそんな感じなんです。
    ほんとはね、秋に向けて、こっそりと欲しいロードレーサーがあったんです。
    で、今乗っているCarlton-Rには泥除けつけて、通勤車両兼ツーリング系スポルティフとして第二の人生を送らせようなんてちょっと画策していたのです。
    やっぱりね、通勤車両としてロングテールはちょっと取り回しが重たいのですよ。
    そもそも通勤ではそんなに荷物持たないし。
    目立つし。
    会社帰りに寄り道しててもばれたりするし。

    でもね、なんかそんな妄想もすっかり萎縮。
    いいんだ、今のままで。
    そんな資格無いんだ。


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    休みの日は息子と出かけることが多かった。
    新千歳空港、ちょっとしたテーマパークというかショッピングモール状態になっていて、結構子供連れでも楽しめる。
    ここでひとしきり色々冷やかして、限られた小遣いで何を買うか吟味させ、あとで他の店でもっと欲しいものがあったのにー的な後悔経験を積むことができる、なかなか便利な施設だ。

    フードコートで供されるラーメンは、590円で素朴なしょうゆ味と塩味。
    他の味はなんとなく店の身の丈を越えてる匂いがするので近寄らない。

    JRで行って、JRで帰ってくる。
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    一口だけ口に含み、ぼーっと車窓を眺めていたら、いつの間にか寝落ち。
    20分ほど車窓に寄りかかり、居眠り。
    電車内での飲酒、なんでこんなに気持ち良いんだろう。

    こんな休日おでかけから帰ってくると、もう夕方。
    北海道の秋、日の入りは早い。風も強い。
    時間も夕食まで2時間もない。となると、もうジムで筋トレ&ランニングしか選択肢ないんだよな。
    気がついたら、ふと走れる近場のルート、小林峠しか持ってないんだな。

    トレッドミルで9キロほど走って、ジムを出たらポツポツと雨が降ってきた。
    あぁ、無理して自転車走りに行かなくて良かったなと、自分をちょっと慰めて帰路に着く。


    しかし、こんな死に体のオッサンにも、仕事は降ってくる。
    それも、しゃれにならない感じで。

    なにさせたいの?ねぇ。

    やりますけどね。えぇ。

    意外と面白そうなんですよね、それ。



    そんなわけで、まぁ色々あるのですがぼちぼちやってます。
    あ、別に「一生北海道勤務決定」とかそういう話ではございませんのであしからず。


    Category : 日々の諸々
    Posted by ゆげ1号 on  | 0 comments  0 trackback

    何も背負っているのだ シンプルにいくぞ

    twitterにも書いたんですけどね、先日、とある仕事に巻き込まれて東京出張したんですわ。
    そしたら、そのプロジェクトに参加していた先方の人の中に、数年前に別案件でご一緒させていただいた人がいたんです。

    当時その人の仕事ぶりには一目置いていて、一方こちらもその仕事に対しては結構(根拠の無い)自信や自負があり、そのときは絶対に彼に舐められないような仕事をしようって、かなり気合入れて取り組んだ。
    結構思い出深い記憶。

    その彼と今回、当時とはまったく別の案件で再会。
    その日仕事を終え、懇親会の二次会で色々話ができた。
    直接的に彼に対するその緊張感やライバル意識みたいなものを伝えることはさすがにしなかったけど、彼の言葉の端々にも、こちらをある程度は意識してくれているんだなってのが伝わってきて、あぁこの仕事、巻き込まれ事案としてじゃなくちゃんと取り組まなきゃな、じゃないと彼にあーあいつも日和ったなって思われそうだな、それはやだなっていう強い想いが自分の心の奥底に生まれたのを、しっかりと感じた。
    たぶん、彼も少しは意識してくれているような、そんな気がする。
    よし、残された時間は限られているけど、やるぞ。

    あー、そんな大事な場だったのに、なんで交流の場がニューハーフスナックで、二人とも散々店のママさんやチーママに弄られ女物のカツラ被ってたかなー

    てな具合にさ、なんか最近、自分の何気ない日常や経験をやけに重たく表現してる気がするのだ。
    何をそんなに背負っているのだ。
    ここはひとつ、初心に戻って自転車にまつわるあれこれを語ろうじゃないか。


    ということで、自転車に乗るとき、どんなものを携行し、どうパッキングするのがシンプルで合理的なのか、って話。
    さらにロングライドとかで「何も背負わずに、身軽に走る」ためにはどうすればよいのか。

    ほら、散走・日々のトレーニングレベルで必要なモノとツーリングレベルで必要なモノって物量が違うけど、「いつだって絶対必要なもの」と「用途によって取捨選択が必要なもの」を別々にパッキングして、その時々に応じてパッキング単位で携行するものを選択していければ合理的でしょ?
    朝散走ならパンク修理+αのベーシックセットだけでよくて、100キロ台の日帰り走ならそれに補給食+手ぬぐいセットを追加して・・・みたいな。

    ここ数年、それほど数はこなしていないけどロングライドをある程度するようになり、少しずつノウハウがたまってきた。
    ブルベとかする人達のノウハウには及ぶべくも無いけれど、そもそも私の走行スタイルはあそこまでスパルタンではない。
    かといって行った先でキャンプを重ねるような旅人でもない(ちょっと憧れるけど)。
    朝から夕方くらい走って、宿に泊まり、現地でのんびりして、帰ってくる。All自走でもかまわないけど、帰りは輪行でもいいじゃないか。
    そういう極めて個人的なスタイルを楽しむために、どんな装備を用意すればいいのか・・・って整理を、シーズンオフに入る前にしておいたほうが良いんじゃないかと。ほら、来シーズンに入ったら全部忘れてしまってる可能性が高いし。
    そんな話です。

    はい、前フリとはまったく関係ありません。
    ニューハーフも出てきません。
    すみません。

    A.まず50~100kmの日帰りライドに必要なモノ(必須品たち)

    自宅からの往復自走をターゲットにする。
    行動範囲は25キロ~50キロくらいなので、万が一自走不能になっても自転車を置いてバスとか鉄道で帰れる。もしくはタクシー使ってもよしと割り切る。自走不能な状況はよっぽどな場合(ホイールやフレームが折れるレベル)なので、確率的に考えても事故と割り切ってよいだろう。

    どんなライドであっても最低限必要なメンテナンス系道具は、ツール缶に入れてダウンチューブ下のボトルケージに収納。
    以前はサドルバッグを使っていたのだけど、サドルバッグが無いほうがシルエットがすっきりするし、サドルバッグは持ち物が増えたときにその「増分だけ」を収納する方が合理的。
    そうじゃないと、長距離走りに行くときとかに普段使っているバッグから長距離用の大容量バッグに荷物詰め替えたりしなきゃならないのが面倒くさいし、一番怖いのは帰って来てから元のバッグにメンテ道具を戻すの忘れてしまうこと。

    そして最近導入したトップチューブバッグには「本当は身に着けておきたいけど汗で濡れると嫌なもの」、財布とかスマホを入れる。
    あとは、ジャージのポケットにカギやら日焼け止め、行動食あたりを突っ込めば出発できる。
    これが最低限のサイクリング装備。これ以上距離が伸びても、これらの最低限の装備は変わらない。



    細かくまとめておこう。

    ①そもそも自転車に装備しているもの
    ・空気入れ、ドリンクボトル(最近はもう水でいいか、って感じになってきた)

    ②ツール缶(ダウンチューブ下に配置)
    • 小型CO2ボンベとカートリッジ
    • 予備チューブ
    • パンク修理用チューブパッチ
    • タイヤ(チューブじゃないほう)補修するパッチ(タイヤブートというらしい)
    • マルチツール
    • タイヤレバー1本
    • ミッシングリンク(チェーン切れたときにつなげる)
    • 軍手(片手分だけ)
    • 大きめの絆創膏

    ③トップチューブバッグ
    • 財布(中身は現金、保険証、クレジット&キャッシュカード、テレホンカードにQUOカード)
    • スマホ(お財布ケータイ機能はかなり便利)
    • 万が一のときの、使い捨てコンタクトレンズ

    ④ジャージのポケットに入れとくもの
    • カギ
    • 日焼け止め
    • ウインドブレーカ
    • 行動食(飴、羊羹ひとつ、100キロ越えるときはそれにクリームブランで十分)

    普段走るとき、①②は常に自転車に装備済み。あとは③と④を突っ込んですぐ出発。
    走りたいときにすぐ走りにいける、この身軽さが大事。つーかそれくらい身軽にしておかないと、時に面倒くささが先に立って結局走りに行かない。


    B.100キロ越えの日帰り旅に必要なモノ

    自走でも良いし、輪行を絡めても良い。どっちにしても万が一のトラブル時に自転車を持って帰ってこなくてはならないので、輪行袋があったほうが良い。あと輪行する場合には少なくとも着替えのジャージ1枚くらい持って行くべし。暑ければ結構汗かいているはずなので上半身くらい着替えないと気になるかもしれないし、寒いときは汗は大丈夫でも帰りの乗り物のなかで身体が冷えていくこともあるので、やっぱり1枚ジャージあると重宝する(普通の服より小さくパックできるし)。
    あとレーパンで走るのなら、できればオーバーパンツがあったほうが良い。私は数年前にサイクルベースあさひで買った「涼テコ」を愛用してますが、これは残念ながら終売品。小さく畳めるのでジップロックに入れて背中のポケットに楽勝で入るし、重宝するんですけどねー。
    いまならユニクロとかで売っているステテコみたいなやつが候補でしょうか。

    温泉あったら入りたいよね。じゃあタオル1枚くらい持ちましょうか(現地レンタルでも良い)。

    これらの携行物を追加するには、
    上記の①②③④(これらはすでに装備済み)に加え、以下のものを収納するサドルバッグが必要になる。

    ⑤日帰り旅用サドルバッグに入れるもの
    • 輪行袋
    • 着替えジャージ
    • タオル
    • オーバーパンツ/ステテコ的なもの(レーパンじゃなくてハーフパンツ的なズボン着用なら不要)
    • 追加の携行食(あると心が豊かになる)
    これくらいの装備を収納できるサドルバッグとなると、少し大きめのものになる。
    私は試行錯誤、紆余曲折を経て、TOPEAKのウェッジドライバッグLサイズに落ち着いた。


    上記写真はAmazonから。ちなみにWiggleだと2,500円くらいで買えるみたい。
    最近ポンド安がすごいからなー。色々物欲が刺激されて切ない。

    上記のAなのかBなのかを分けるのは、実際のところは距離じゃなくて、走りたいならA。旅にしたいならB。そんな感じ。
    いいじゃないか、そんなに走らなくたって。
    15キロ先のスーパー銭湯目指すのだって、癒されて帰ってくればそれは旅だ。たぶん。


    C.ホテル宿泊を絡めた場合

    走行距離に関わらず、宿泊が絡む場合にはさらに持っていくべきものが増える。どんな服装で走るのかにもよるけど、悩ましいのがボトムス。
    レーパンで走るのか、ツーリングパンツで走るのかで事情はちょっと異なるけど、投宿先である程度うろつける格好に慣れることが望ましい。
    宿泊先で洗濯機が使えることも多いが、予備の服は持ち歩いたほうが良い。あと予備のコンタクトレンズと充電器(スマホとガーミン、ライトを充電できるように、アダプタ形状に注意)。

    となると、必要なものは⑤に加え、以下のものを収納できる余裕が必要となる。
    となると、この前購入したオルトリーブのLサイズサドルバッグくらいの容量は必要になる・・・

    ⑥宿泊仕様の持ち物(⑤に追加するもの)
    • 着替え(パンツorレーパン、 靴下)
    • 充電器(コネクタ交換して色々充電できるのが良い)
    • 予備コンタクトレンズ
    • 予備のライトバッテリ
    • 常備薬
    オルトリーブのバッグをセットアップしたときの話はこちら
    で、使ってみてもですね、まぁ悪くない。
    本番ではこれにレインウェアもつっこんだのですが、さすがにそれはヘビーすぎた。

    レインウェアは、自転車に二つ付けているボトルケージに格納するほうがよさそうだ。

    あと、レインウェアについては機能面だけでなく、自転車から降りても着ていておかしくないもの、なおかつ軽いものを選んだほうが良い。
    お値段も間違いなく張るけれど、ここだけはケチってはいけない。
    自転車降りて歩き回るときに恥ずかしくない格好って、地味にすげー大事。
    自転車小旅行って、旅行ですから、自転車降りてからの時間も同じくらい大事なんですよ。
    旅先の滝川駅周辺をいろいろ歩き回って、やっと見つけたのに準備中の札がかかったままの「味軒」の前で呆然とするような時なんか、やっぱりなんつーか、絶望の淵に立たされた人間の尊厳を守ってくれるもののひとつは「服装」なんだなぁなんて思ったりするわけです(大げさ)。

    とはいえお薦めは・・・正直、これだってものにまだ出会えていない。
    無難なのは山系のモンベルとかなのかもしれないけど・・・うーん・・・
    以上のパッキングプランの範囲で収まれば、人間がリュックとかバッグを背負う必要は無い。
    これ以上の荷物が必要な場合、例えば二日目は自転車イベントなのでちゃんとしたビンディングペダルとシューズで参加したい、なんてときにはサンダル的な靴を持っていったほうが良いし、そうなるとパッキングでもう一工夫(何かを切り捨て、現地調達にするとか)、もしくはここで初めてリュックとかを検討しても良いのではないか、と思う。


    ほんと、極力、荷物を背負わない工夫は大事。
    いくらそれが大事なものだとしても、身体への負担がまったく違うから。


    以上、長々と書いた割に他の人に役立つ感じがあんまりしないけど、たぶんこういう気づきって忘れちゃうんだ。
    忘れてもいいように、備忘録。


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    空知へ 終章

    その1 その2 その3 

    今回の一連のサイクリングで感じたこと。
    ちなみに二日目のイベントで走った実走記録(GPSで採ったデータ)はこんな感じ。


    あくまでサイクリングイベントなので、速さや順位を競う訳じゃない。先頭を走るガイドライダーが集団の最高速度を決め、彼の後について走る。そして彼も隊列があんまりばらばらになりすぎないように、およそ10キロ位走ると集団を停止させ、遅れているメンバーを待つ。
    で、だいたい時速20キロ~25キロくらいのスピードで走るのだけれど、これでも向かい風だったりすると結構遅れる人は遅れる。
    まぁ要所要所で待っててくれるし、自分のペースで走ればいい訳です。最後尾にもスタッフライダーが着いているので、遅れすぎて困ることもない。

    正直、前半はちょっと戸惑ってたのです。
    追い風で体力も余っていて、一人で走るときみたいに勝手なペースで走れないし、むやみに止まって写真撮ったりもできない。さりとて職場の人達と走りに行くときみたいに(そのなかでは若手の新参モノなので)先頭で風避けになったり全体のペースに気を配ったりする必要もない。
    なんつーか、とにかく全てが楽チンな一方で自由度がない。
    おまけに大半の時間で目に入るのは見知らぬ人の背中。
    正直、走ることに余裕があるからこその退屈さ、みたいなものを感じてました。
    集団で走ることと一人で走ることって、なんか結構違うなーと。

    それが後半、ガラッと印象が変わった。

    上記のルートマップ上、妹背牛から深川に向かう、西北西に進む。
    風向きは若干向かい風で風速はそれなりにあったけど、まぁもろに風を受けるほどではない。で、その区間に地図を動かしてもらえばわかるのですが、ここでは時速30キロ位で巡航してる。
    この区間だけ、ガイドライダーが突如「鬼曳き」しはじめて、先頭集団は結構なペースで走りだした。

    一緒に行った職場のメンバー共々、この集団に乗って見ようと後を追いかけたのですが、残念ながら先頭集団に乗れたのは私一人。だいたい7人くらいの集団が形成された。
    いや、この集団走がね、すごく楽しかったのです。そこそこの高速で集団のなかにいるとあんまり向かい風の抵抗を受けずに走れるのだけど、ちょっとでも遅れるととたんに風を受けて追いかけるのがしんどくなる。そして、別にレースしている訳じゃないのだけれども、なんとなくその集団のそれぞれの人の思惑や性格みたいなものが走りに滲んでくる。

    とにかく前に出たい人。
    黙々とポジション・ペースを守る人。
    仲間と一緒に楽しくおしゃべりしながら、遅れたり戻ってきたりふらふらする人、がーっと前にでて、疲れると下がりを繰り返す人。
    などなど。

    そういう人たちの細かい色々な挙動を感じながら、その集団のどんなポジションで走るのか、ちょっとした駆け引きみたいなものが生まれる。
    感覚神経を総動員して周囲の流れを感じとりながら、運動神経に次の指令を出し続ける。自分の全てが、その集団の中に在り続けるために注がれる。

    あぁ、これは楽しい。
    自分が無に成っていく。
    そして、これは今まで経験したことなかった面白さだ。

    今回、この経験が一番心に残った。
    別にこれからレースやろうとかは考えてないし、それに耐えられる闘争心も肉体ももはや持ち合わせてないのだけど、この楽しさはしっかり覚えておこう。

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    自分の過去に向かって走っていった1日目のツーリング。そして一時、刻が止まったかのような2日目のイベントランの集団走。

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    自転車ってほんとに奥が深い。
    使い古された言葉だけど、さながらタイムマシーンだな、と。

    果たして、自分は何処にいくのだ。
    色んな意味で。


    Posted by ゆげ1号 on  | 0 comments  0 trackback