softtail.log | 自転車でのポタリング日記と自転車話+α

    フィルムカメラと付き合いはじめて

    色々な縁があって、コンパクトデジタルカメラから一気にフィルム一眼レフの世界に飛び込んでしまってほぼ半年。
    いや、「飛び込んだ」というのもおこがましいか。「足を突っ込んでみた」くらいだな、実際。

    現在、カメラボディはオリンパスのOM-10とOM-2。
    レンズはズームレンズが28~70mm、35~70mm、70~210mm。単焦点レンズが28mm(f3.5)、50mm(f1.4)、100mm(f2.8)の計6本。

    もちろん、まったく使いこなせていない。特にズームレンズ。最初に入手したのが35~70mmズームだったのでこれをしばらく使っていたのだけど、結局35mm側でしか使ってない。ピント合わせも手動だし、いまどきのカメラなら当たり前のように実装されている手振れ補正も、プログラマブルな自動露出も、お顔キレイもアンチエイジングもデトックスも酵素パワーのトップ!もない(一部どうでもいい)。
    そうなると、70mm望遠寄りなんて、ピント合わせも手振れも素人の手に負えるわけないんですよ。

    そんなわけで、まずはピント合わせに気を使わなくていい(だいたい3m以上離れている被写体にはほとんどピントが合う)28mm単焦点と、f1.4と明るいので光量が少々厳しくてもなんとかしてくれる50mm単焦点レンズのふたつをメインに運用中。
    もうね、家を出る段階で「今日はどっちのレンズでいくか」を決めてかからねばならないのですよ。一応生意気にも両方のレンズを携えて外出するんですけどね、まぁ出先でレンズ交換なんてまず無理。
    いやできるけど、しないよ。だって写真撮る為に外出しているわけじゃないんだもの。
    お前、写真舐めてんのかって言われそうですけど・・・

    1-IMG_20160214_0001.jpg 
    子を連れた週末のおでかけって、戦場ですよ。ましてやここは冬将軍に制圧されし冬の北海道。
    それはそれで楽しいけどさ。
    1-IMG_20160214_0003.jpg 
    いやぁ、複数のレンズをマウントして、ルーレットみたいにカシャンカシャンって切り替えられる機構が欲しい。
    装甲騎兵ボトムズに出てくる、スコープドックみたいな。


    そうそう、スコープドックはともかくとして、フィルムカメラを手に入れてから無駄な物欲と激しく戦う羽目になってしまった。

    まず、やっぱりフィルムカメラはランニングコストが重たい。
    フィルムは安いものならフジの業務用が24枚撮りで200円くらいで入手できるからいいんだけど、現像に700円くらい。同時プリントは1枚37円で、昔あったような激安DPEみたいなものは今はほとんどお目にかかれない。
    ということで、24枚の写真を撮る為にだいたい2,000円くらいかかるわけです。

    だったらさ、ランニングコストがかからないデジタル一眼レフの方がいいんじゃない?
    ついでに、今持ってるOMマウントのレンズが流用できればいいよね・・・なんて思い始めたのですが、まぁこれがいろんな選択肢もあるわけです。

    リコーのGXRにA12マウント使えば、いろんなレンズをマウントできる(アダプター要るけど)。
    いやそんな販売終了品に走らなくたって、オリンパスのデジタル一眼レフ買えばいいじゃん。オリンパスのOM-Dならボディ側に手振れ補正機能持ってるし・・・

    でも、よーく考えてみると、そんな理由だけでオリンパスのデジタル一眼レフ買うの?
    つーか、いま、デジタル一眼レフに踏み込むの?
    百歩譲ってデジタル一眼レフに行くとしてさ、手に入れたレンズ資産にとらわれた機種選定していいの?
    いうても、今手にしているレンズって30年前の、デジタル一眼レフのことなんてまったく眼中にないレンズよ?
    これにとらわれるのは、むしろ悪手なんじゃないかな・・・

    そもそもさ、今手に入れたカメラもレンズも、もはやクラシックカメラなわけですよ。
    だったら、これはこれとしてこの世界を楽しむほうがいいんだよね、きっと。

    そんなわけで、上記の物欲とは一時休戦協定。
    今は、せっかくクラシックなフィルムカメラと縁ができたんだから、この世界を楽しもう。

    すべてマニュアルの世界だから、今のカメラならある程度補正してくれる諸々を自分の知識、判断、技能で決定していかなくてはならない。
    これがめんどくさいし、絶対に現在のフルオートデジタル一眼レフにお任せしたほうがきれいな写真が撮れるんだろうな、とも思う。

    だからたぶん、いま、デジタル一眼レフに踏み込んだら、結局フィルムカメラ触らなくなるよね、たぶん。
    でも、それはやっぱりつまらない。いつかはそっちに行ってもいいんだけどさ、露出補正くらいしかやってくれない当時のフィルムカメラの方が、「レンズの明るさ」とか「絞り」とか「シャッタースピード」とか「フィルム感度」といった、カメラ本来の物理的な機能と、そこから派生的に生まれる「被写界深度」とか「露出」とか「手振れ」とか「背景ボケ」みたいなもののつながりがよーく実感・理解できるんです。

    たとえば。
    焦点距離28mmのレンズなら、手振れしないで撮れるシャッタースピードの限界は概ね1/30秒なんです(目安として焦点距離の逆数)。
    ちょっと暗めの室内だったらそのシャッタースピードで撮るにはISO400(感度高め)のフィルムでf2.8くらい必要になる・・・
    となると、手持ちの28mmf3.5の単焦点レンズだとそもそも室内撮影は厳しい、ってな具合。
    じゃあ今日は別のレンズ使うか、っていう選択を常に考えさせられるわけです(フィルム代もかかるし)。

    こういうある意味「物理的・光学的な限界」をちゃんと実感しながら習熟していけるのは、マニュアル操作のフィルムカメラならではなのかなーと思う。デジカメだと、感度はフィルム換えなくても「設定」でどうにかなるし、手ブレだって補正機能で結構なんとかしてくれちゃったりするので、こういう「限界」を知識としては知っていても、あんまりそういうこと考えずに撮影してしまう(少なくとも私は)。
    それはそれでもいいんだけどさ、ちゃんとそういうことが身についているのはデジタルカメラに戻っても役に立つと思うんだよな、どこかで。

    これがめんどくさいと思うならやっぱり趣味として踏み込むべきじゃないし、そういう習熟要素が面白いと思えるなら趣味として成立すると思うのです。

    1-IMG_20160214_0002.jpg 
    なにより、まぁ失敗ばかりだけど、ときどきフィルムならではのキリッとした写真が撮れると嬉しいんだよな。
    こうやってブログに載せる為にスキャニングすると、またここで劣化するからなかなかうまく表現できないんだが。


    だいたい、そこそこキレイな写真が撮りたいだけなら、スマホのカメラで撮ってPCで画像編集すればいいんですよ。
    ねぇ。

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    Category : 日々の諸々
    Posted by ゆげ1号 on  | 2 comments  0 trackback

    2 Comments

    店主A says..."私の場合ですが、、、"
    ニコンのD40に、今から40年ほど前に作られたAiマウントの28mmとか43-86mmズームを組み合わせて「写真を撮りたい」気分の時は撮っています。ニコンは、マウントが変わっていないので昔のレンズもボディと全く連動しない、、前提であれば使えるんですよね。結果フルマニュアルで、、撮ったらモニターで確認、、撮りまくっても費用は変わらず、、で楽しめています。オートが全くない、、と言う緊張感と無制限にシャッターが切れるという解放感、、子供のころに出会いたかったですね(笑)。
    2016.02.23 06:34 | URL | #Lpr8EjAo [edit]
    ゆげ1号 says..."Re: 私の場合ですが、、、"
    店主A さま
    コメントありがとうございます。

    >オートが全くない、、と言う緊張感と無制限にシャッターが切れるという解放感、、子供のころに出会いたかったですね(笑)。

    そうなんですよね。
    マニュアル・オールドレンズの感触とデジタルの無制限さの組み合わせ、いいですよね。

    そこで悩みどころなのが、じゃあ今もっているオリンパスのレンズに合わせてオリンパスのデジタル一眼レフ買うのか?それともデジタル一眼レフはそこに拘らずにフラットに選ぶか?ってとこでして・・・
    むー、もう少しフィルムを味わってから考えます(笑)
    2016.02.23 23:33 | URL | #- [edit]

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