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    三鷹天文台 特別公開 その2

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    by ゆげ2号

    ■天文台ミステリーツアー


     さて、参加者もそろって、いよいよミステリーツアーの始まり。案内してくださる方々はみな、同じく『総研大』と書かれた黄色いスタッフジャンバーに身を包んでいます。といってもゆげーずらは「そもそも『総研大』ってなーに?」という三鷹天文台の素人なので、「若く見えるから学生さんなのかなー?」くらいにしかスタッフのみなさんの正体がわかっておりません。ツアーの説明を聞きながら、ゆげ2号は内心「正体のわからない人に、どことも知れない場所に連れられていく、このことが一番のミステリーツアーかもしれん」とか思ってました。
    ということでこれが

    ★第一のミステリー
    天文台ミステリーツアーあなたを不思議な世界へお連れします…。

     本当は、いただいた手作りのパンフレットにしっかり書いてあったんですけど、全然読む暇なくて…。あ、家に帰ってから熟読しました。すいません。以下、パンフレットからの引用です。

     ご案内したのは、総研大(総合研究大学院大学)の学生です。総研大は、大学院だけで構成される”大学院大学”です。総研大生になるには、大学を卒業した後に入れる”五年一貫”、大学院(修士)を終了した後に入れる”博士編入”という道があります。

     世界中の大学から、色々な分野を研究した人が、入学してきますので、とてもバラエティーに富んだ仲間たちです。自分達の得意な事(観測・装置開発・理論計算等)を活かして、みんなで宇宙の謎に迫ります。

     総研大の先生は各研究機関(例えば国立天文台)の方々ですので、総研大生は最先端の研究に参加することが出来ます。(
    引用おわり)

     おお、若く見えましたが、みなさん院生さんだったのですね。しかし、大学院しかない大学って…。なんか霞を食べて生きていそうです。 

    ★第二のミステリー
    ピラミッドその1ピラミッドその2
     こんなピラミッドが4箇所にあります。東西南北を正確に指す位置に配置されているそうです。あれ?前に来たときには気づかなかったな。なんでもピラミッドはただのカバーで、中には測量に使う基点となる石(標石というらしい)が入っているそうです。2,3年に一度は測量されており、3ミリくらいは平気で動いているそうなのですが、最近はGPSの発達で使われなくなるらしいです。本当の遺跡になってしまうのですな。 


    ★第三のミステリー
    解析研究塔 ドーム
     解析研究塔のドームです。いかにも天体望遠鏡が収められていそうなのですが、今は空っぽ。倉庫になってるらしいです。昔はすばる天文台の望遠鏡のプロトタイプが収められていたそうです。

     ここでちょっと寄り道。一般公開もされている場所にも立ち寄りました。ゆげーずらは「今日は特別公開されている場所しか見ない!」と決めていたはずなのですが、来るとやっぱり見ちゃいますねー。

    まずはレプソルド子午儀室の中。この中には元々入っていた子午儀の他、倉庫に眠っていた他の子午儀も持ってきて展示しているそうです。さながら子午儀ミュージアム。
    子午儀がいっぱい子午儀がいっぱい2

    ゴーチェ子午儀(下はその内部) 。必要だからこの形にしたんでしょうが、本物はあまりに美しい建物です。
    ゴーチェ子午儀
    ゴーチェ子午儀のなか暗くてうまく撮れませんが、かっこいいんですよー。 


    ★第四のミステリー
    この下にTAMA300がただの小道に見えますが。

     途中でTAMA300の案内板のあるところに差し掛かりました。案内板以外何もないんですけどね。なぜかって、TAMA300は地下にあるから。

     何の気なしに歩いていると、案内人から注意が飛びます。
    案内人「あ、下で重力波の検出をやっているので、そっと歩いてくださいねー」
    えええ、検出されるんですか?
    案内人「嘘です(笑)。ただ、以前に近くで某アイドルのコンサートが行われたとき、その振動を検出したそうです」
    それはすごい。TAMA300も某アイドルのファンも(笑)。

    またまた寄り道です。 
    大赤道儀室(現在は天文台歴史館)
    中は一般公開もされており、ご立派な屈折望遠鏡などが観覧できます。
    大赤道儀室

     近くを通るついでに4D2Uドームシアターの整理券を入手できました。野辺山天文台で見たときも3Dが動いておもしろかったんですよね。さりげなく作品内容も確認(いや、だって、違うのも見たいじゃないですか。他意はないですよ)。


    ★第五のミステリー
    アインシュタイン塔アインシュタイン塔

     正式な名称は太陽分光写真儀室というそうです。その目的はアインシュタインの相対性理論を証明する実験結果を出すことにあったのですが、結局、結果は出せなかったんですよね…。以前来たときに、なんて悲しい建物なんだぁと思い、哀愁を帯びて見えたものです。

     ここで、ゆげ1号が案内人の方に話しかけました。
    ゆげ1号「かっこいい建物ですよね。でも結局、結果出せなかったんですよねー。」
    案内人「そうなんですよ。あ、でも今まで見てきた大赤道儀室と同様、有形文化財に指定されているんですよー」(フォロー?)
    ゆげ1号「いや、確かにかっこいいですよ。絵になるっていうか。ところで、今、中はどうなってるんですか?」
    案内人「…さっきの解析研究塔と同様、倉庫になってるらしいです…」
    ゆげ1号「…うっ、ますます哀愁を帯びて見える…。」

     三鷹天文台、倉庫が多すぎですよ!(笑) まあ、でも歴史がある分遺物も溜まるわけで、そのなかには先日、野辺山天文台で復元された日本発の電波望遠鏡も含まれていたのでしょうから、悪いことではないと思います。後世になってみないと価値がわからないものってありますから。

    またここでちょっと寄り道。第一赤道儀室です。
    第一赤道儀室ガバナー式ですよ、ガバナー式!
    (意味不明な方はこちら・・・ってもっと意味不明ですな)

    ★第六のミステリー
    古墳
     奥の暗い部分が盛り上がっているのがわかりますでしょうか?暗くてうまく撮れていないので想像するのは至難の業かと思いますが。これが、高塚古墳です。昔の偉い人のお墓ですね。三鷹市で高塚古墳が見つかったのは唯一ここだけだそうです。

     天文台にお勤めの方(学生も含む)はその研究の関係上、深夜の作業も多いと思うのですが、夜中にここのそば、通りたくないでしょうねぇ。

     ツアーもそろそろ終わりに近づいてきました。最後に訪れた場所はミステリーというわけではないのですが、このツアーでしか入れない、特別公開の中でも更に特別な場所。

    それは
    台長室へ台長在室中
     台長室です。○○会社で一番偉い人は”社長”、○○局で一番えらいのは”局長”、ここは天文台なので一番偉い人は”台長”さんなのです。

     案内人の方も
    「実は、ここには僕らもめったに入れないんですよー」
    と話されてました。叱られるときとかに呼ばれるのかな?

     ここで、なんと台長さんと記念撮影!参加者を台長席に座らせてくれるという太っ腹ぶり。台長さん、偉い人なのにいい人です。参加者みんな、大人も子供も頬を輝かせて撮影に臨んでました。
    台長室にて記念撮影3人ともご満悦

     なんでもこのあとすぐにチリに発たれるそうで、貴重なひと時でした。これは、持参のデジカメですが、ほかにもきちんと写真に撮ってくれて、一時間後現像していただきました。総研大のみなさん、ありがとう!いい思い出になりました。これにてミステリーツアーも終了です。


     さて、歩き回ったらお腹がすいてきました。外の軽食テントもリーズナブルで惹かれたのですが、なにぶん天気が悪すぎ。食堂が特別公開のために開いているということで、コスモス会館に向かいます。

    つづく

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    Posted by ゆげ1号 on  | 4 comments  0 trackback

    4 Comments

    該当者 says..."運がよかったのか悪かったのか。。。"
    台長室に入れる&台長さんと一緒に記念撮影が出来たという点では運がよかったと思います。台長さんがチリに旅立とうとしていた時間とパンフレットツアー時間、ツアーコースを見るとうちらの回・コース(発掘コース)でないと台長さんと記念撮影が出来ませんでしたから。
    ※運が悪かったというのは、まー、雨のことなんですけどね。。。

    ちなみに国立天文台のホームページで”台長のご挨拶”を見ると台長さんはお坊さん(の有資格者)だったんですね!どうりで物腰の柔らかい人だったんですね~。
    ※説教が本当の”説教”になっていたりして。。。。。すみません。流してください。
    2007.10.31 00:06 | URL | #195Lvy4Y [edit]
    ゆげ2号 says...""
    あー、やっぱりあのツアーの回だけですよね、『一緒に写真』ができたのは。わしらはラッキーだったんですねぇ。
    おかげでブログのネタまでいただけて…ありがたや。

    しかし、台長さんで、お坊さんの有資格者って、不思議な経歴ですな。
    もし人を叱ることがあっても『教え諭す』感じになりそうですね。
    間違っても
    「おまえら、星になりたいのか?んん?」
    とか言わなそう(絶対言わん)。
    2007.10.31 00:23 | URL | #PtTZI1rk [edit]
    野辺山の仙人 says...""
    台長さんの下の名前が正観(しょうけん)ですので、お坊さんのお名前でもあるのですよ。観測天文学者にお似合いのように思われますが、台長さんは理論天文学者(星・惑星形成理論)です。
    2007.11.01 11:09 | URL | #- [edit]
    ゆげ2号 says..."”台長の挨拶”見てきました。"
    ご実家がお寺さんだったのですね。
    仏教の教えは宇宙の真理を説くものと聞きますから、台長さんは一本筋が通った経歴を持ってらっしゃるとも言えますね(それとも正反対と言うべきか?)。

    ゆげーずらの珍道中、楽しんでいただけているようでうれしいです!予想通りロングなシリーズになってしまいましたが、あともう少し、お付き合いいただければ幸いです。
    2007.11.01 17:04 | URL | #f14LA4Wg [edit]

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