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    三鷹天文台 特別公開 その1

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    by ゆげ2号 

     参加者はゆげ1号・2号・該当者氏の三名です。

     待ちに待っていた三鷹天文台特別公開日。なのに台風接近であいにくの雨模様です。野川ハイウェイ使って自転車で行くつもりだったのに、電車3本+バスを乗り継いで、自転車に比べかなり遠回りで行かねばなりません。しかもたぶん自転車で行った方が早い…。駅名がサイクリング中に聞き覚えがあるところばかりで悔しいことしきりです。野川を何回またがせる気だあ!  

    ※野川ハイウェイ:野川のサイクリングロードのこと。高速走行はできないものの、信号にほとんど邪魔されることがないため、ゆげーずレベルでは一般道を走るよりよほど早く、またストレスなく移動できるので勝手にこう呼んでいる。

    門前もうしっとり。

     いやー毎日天気予報眺めながら祈ってたんですけどね。残念です。これじゃ屋外のイベントは中止になるだろうし、年に一度しか公開されていない施設も、展示物の保護のために閉めざるを得ない所がいくつもあるでしょう。さっくりとではありますが三鷹天文台は以前に一度来ているし、広いといったって野辺山よりは狭いだろうし、楽しみが減ってしまって正直がっくりきてました。野辺山の特別公開のように、丸一日目いっぱい楽しむつもりだったのに、天気のバカ!

     …て、このときは思ってました。すみません。

     結果を先に言いますと、ぜんぜん回れてません。講演を聞いている暇もなく、最後は結構駆け足になってしまってます。天文台マダムさんのHPで予習したはずなのに…。三鷹天文台、コンテンツが多すぎです。 

                 ○ドンマイ 
            マケマシタ ノ| ) 
           _| ̄|○ く し

     楽しかったので大満足だったのですが、もう時間はあっという間でした。計画はばっちりだったはずなんですがねぇ。
    ○常時公開しているところは今日はみない。
    ○ALMAや野辺山の展示は一度見ているからさっとながす
    ○そのかわり今日しか見られないところをじっくり見る、講演を聴きにいく
    これで余裕を持って見られる予定だったのに。

     でも実際に行ってみると、一度見ているはずのところでも展示がグレードアップしていたり、以前は知識がないせいで読み飛ばしていたところがわかるようになったりで、ついつい見てしまうんですよ…。解説してくださる研究者や技術者の方の話はやっぱり面白いし、クイズや体験コーナーが充実していて、ゆげーずと該当者氏は(特にゆげ2号は)おもちゃコーナーに放り込まれた幼児のように翻弄されていました。

     なので、これから何回かにわけて、ゆげーずと該当者氏が三鷹天文台特別公開といかに戦い、そして敗れていったかの記録を延々と書き綴っていこうと思います。


    ■ペルーの電波望遠鏡を支援する会
     入場してまずはスタンプラリーの台紙をかねているプログラムを入手しなければいけません。一緒に真っ白な紙袋をいただきましたが、なにげに国立天文台のロゴ入りでこれがうれしい。吹き込む雨であっという間に湿ってしまいましたが。

     とりあえず本館に入ると、一番目立つところに「ペルーの電波望遠鏡を支援する会」が!今回の大事な目的として、該当者氏に教えてもらったHPでファンになった、天文台マダムさんにぜひご挨拶したいというものがありました。緊張と、開始直後で天文台マダムさんが忙しそうでなかなかお声をかけられなかったのですが、なんとかご挨拶。少しお話させていただきましたが、ハツラツとした素敵な方でした。野辺山特別公開の責任者をされていただんな様もいらっしゃったのですが、展示の解説でお忙しそうだったので、午後に改めて来ることにしました。

     それにしても展示がグレードアップしていてびっくりしました。野辺山から三鷹まで来るだけでもたいへんだと思うのですが、フラッシュはプロジェクターで投影されているし…あ、いかん、今は見ないようにしなくては(家で何度も見てるのに、最後まで見ると目が潤んできて困るのですよ)。 このフラッシュは何度見ても良いと思うので、またリンクを貼らせていただきます(クリックすると「ペルーの電波望遠鏡を支援する会」のHPに飛びます)。

    フラッシュはこちら

    インカコーラ
     それから、今日はインカコーラが購入可能でした!一人一本ずつ購入し、それと寸志ですが寄付してきました。かわいい女の子達が一生懸命お手伝いしてましたよ。 


     そのあと本館の奥に入っていったのですが、廊下で『総研大』と書かれたジャンパーを着ている人が『天文台ミステリーツアー』の呼び込みをしていました。なんでも天文台敷地内のミステリースポットや、ツアーでしか入れない場所に案内してくれるとのこと。これは興味が沸きます。とりあえず申し込んで、集合時間まで本館内の展示をみていました。

    ■みそ汁実験
    部屋の入り口から真っ先に目に入ったのがこの文字でした。み、みそ汁???とりあえず近づいてみたのですが、本当にみそ汁でした。ホットプレートに具なしのみそ汁。そして上から糸でつった小さな発泡スチロールのかけらが浮いています。なんだこれ?
    みそ汁実験
    とりあえず言われるままに暖められるみそ汁を観察。色の薄いところと濃いところがあります。んで、よーく見るとボコボコッと下から湧き上がってくるところと下に沈み込んでいくところがあって筋ができてます。いぶかしい表情でみそ汁を見つめるわれわれに、研究者の卵氏が説明してくれました。
    「温まったところが上に上がってきて、比較的温度の低いところが下に沈んでいきます。対流が起こってるんですね。」うんうん、ぐるぐるまわってますね。

    「これは日常のいろんな場面で起こってまして、いわし雲なんかはこれと同じ理屈で起こっているんですね。で、暖めるのをやめるとこんな風になります。」あ、なんかバラバラというか、蜂の巣みたいな感じになってきた。
    「暖かいところと冷たい所の温度差が少なくなるとこんな風になります。雲だとこっちですね」後ろの説明パネルの写真を見るとうろこ雲でした。ああ、すごい規模で対流が起こってるんだー。でも、ここは気象ではなく宇宙の研究をしているはず。またわれわれの表情がちょっといぶかしげになります。

    「で、この対流が宇宙でも起こっていると考えているわけですよ。太陽の表面でも」え、太陽ですか?ここでゆげーずらと一緒に実験を眺めていたおばあさまが質問しました。『何が対流しているの?』ナイス質問!「水素です。太陽が燃えるもとの水素が対流しているんです。そこで、コロナってご存知ですか?」えーと、太陽表面からときどきプシューって出てくるのがプロミネンスで、周りを取り巻いて炎みたいに見えるのがコロナでしたっけ?

    「このコロナは太陽表面よりも、なぜかはるかに高温なんです。例えるなら、おなべをかけている火の温度より上のおなべの方が熱くなっているようなものなんです」ああ、確かにそれは変だ。「対流して下に(太陽であれば内部に)沈んでいく部分には磁力線が観測されています。そしてその磁力線は対流によって波運動をさせられます。このことによって太陽の上空が熱を生じる、つまりコロナが太陽表面よりも高温である現象の説明ができるのではないかと考えているわけです!なので、この実験は①太陽表面で対流が起きている②それにより磁力線が揺らされて上空が高温になる という2段階になっているのです!」

    おおー!! 具なしのみそ汁をホットプレートで暖めるというなんつーか貧しくも悲しいような実験が、一気にでっかいスケールの説につながりましたぞ!んーおもしろいですねぇ。ところで、この糸はなんなんですか?「糸は磁力線を表していて、対流によって糸が揺れているの表したかったんですが…」…すいません、それ、わかりづらいです…。

    ここで、さきほどのおばあさまが再度質問しました。「さっきの対流は、地球温暖化でどうなるの?」おお、またまたナイス質問です。ここまで弁舌滑らかに説明してくれていた研究者の卵氏もちょっと詰まってしまいました。雲の話は例えであって、専門は気象ではないので、やっぱりちょっと難しかったのでしょうか。

    いやしかし、身近な物を使ってスケールの大きな話につなげるって言うのは、おもしろいですねー。でも、みそ汁の対流がよくよく見ていないとわかりづらかったんですよねー。なんか見やすくなる工夫はできないものか、次の場所への移動中、ゆげーずらの話題にのぼりました。

    ゆげ2号「やっぱりなんか具を入れたらいいと思うんだけどなー」
    ゆげ1号「でも、具が重過ぎると沈むからだめなんだよな?」
    ゆげ2号「すごーく細かいものを具にすればいいのかな」
    ゆげ1号「わかめを粉々にして具にしたらいいんじゃないか?」
    ゆげ2号「あ!それいいかも。……(しばし想像)……でもそんなみそ汁、気持ち悪いよ…」

    さて、そうこうしているうちにミステリーツアーの受付に戻りました。
    はたしてわれわれを待ち受けているものとは?!

    つづく

    (以下ツッコミとか補足とかby1号)
    ・ということで、またもや自転車という本ブログのメインテーマを揺るがす問題シリーズ(笑)の始まりです。
    ・トップ画像は今回の「三鷹シリーズ」限定での使用です。なぜ「台長室」?それは次回以降に。
    ・2号も書いてますが、天文台マダムさんははつらつとした方でした。お忙しい中ご挨拶ができて光栄でした。きっかけ作ってくれた該当者氏にも感謝!
    ・みそ汁実験で、重力波代わりに発泡スチロールを吊るした糸を使ってましたが、細いスプリングとかは使えないかなーとかちょっと思いました。
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    Posted by ゆげ1号 on  | 2 comments  0 trackback

    2 Comments

    該当者 says..."確か。。。"
    当日はお疲れ様でした。
    さて味噌汁実験(帰る頃にはいい感じに煮詰まってきた薫りがしていましたが)での温暖化との関連性の質問について卵氏はちょっと答えに詰まってしまいましたがちかくにいた兄貴氏が「砂漠が広くなると空気が暖まり易くなるので対流の勢いが強くなるのでは?」といった趣旨のことを言っていた気がします。
    ちなみにそれを聞いて「エアポケットの発生が増えたり、勢いが強くなったらいやだな~。」とか思っていました(エアポケットと対流が関係しているのかわかりませんが)。

    ちなみにインカコーラの味ですが日本で販売されていることコーラ味が違い黄色いメロンスカッシュという印象を持ちましたがどうですか?
    2007.10.29 08:53 | URL | #195Lvy4Y [edit]
    ゆげ(1号) says..."補足ありがとうございます"
    あーそうでした。対流がきつくなったら積乱雲とかも増えそうですな。
    あと、みそ汁については「極細の短冊状に切ったわかめ」とかいれるともっと対流がわかりやすいような気が・・・今度やってみよう。

    インカコーラは昔売っていた「メローイエロー」(?)とかいうドリンクっぽいと思いました。「メロンスカッシュ」も言いえて妙ですな(笑
    2007.10.29 23:12 | URL | #- [edit]

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