softtail.log | 自転車でのポタリング日記と自転車話+α

    銀塩の世界

     とある経緯で身内から借り受けることになったフィルムカメラ。
    オリンパスのOM-10。

    どうやら製品ラインナップ上は一眼レフカメラの入門機という位置付けだったらしい。
    それでも、当時の一眼レフは当たり前のようにマニュアルフォーカス。
    ピント合わせはファインダーを覗く自分の眼が頼り。


    なんか酔っ払った勢いで借り受けてしまったものの、どうしたもんかなぁと自宅の棚に安置していた。
    でもちょうど良いんだか悪いんだかのタイミングで、GR Digital3が故障中。
    なので最近は写真撮るのもほとんどスマホで済ませていたんだけど、スマホのカメラ機能はお手軽ではあるものの高揚感はない。
    そんなこんなでなんとなく、写真やカメラへのモチベーションが最近は低下気味だった。

    そんなところにふとやってきたフィルム式の一眼レフ。
    これも何かの縁だろうと、ちょっとチャレンジしてみることに。


    と思ったんですけどね、まずフィルムが近くに売ってない。
    近くのコンビニを巡ったけど案の定全滅。あっても「写るンです」的なやつだけ。
    あぁそうだよなぁ普通の人がコンビニに駆け込んでフィルム買う時代じゃないよなぁ、と改めて実感。

    でも最終的には近所のスーパーに写真屋さんがテナント入居していて、そこでフィルムもDPEサービスもやっていたのでなんとかこのあたりは解決。
    とりあえずISO400のフィルムを3本(セットになっていた)購入。
    デジカメ写真を撮っているときの感覚からすると感度高すぎか?って気もしないではないけど、コンビニ巡ってフィルム探していたときにあちこちで売っていた「写るンです」はISO1600とかを誇っていたのでまぁフィルムの世界はそんなもんなのかな、と思って選択。



    そして、いざ挑戦。
    まぁ一応、絞りとか露出の考え方の基本はデジカメでも一緒だし、そのあたりの基礎は一応理解しているつもりだから、まぁなんとかなるべ。

    とりあえずフィルム1本目。
    近くの公園に出向いて色々撮影してみた。
    そしてフィルムを現像に出してみると、まぁ見事に何も写っていない。
    あーたぶんフィルムがうまく巻き上げられてなかったんですねー、と店員さんの残念そうなアドバイス。

    なるほど、一筋縄じゃいかない。
    面白いじゃないか。


    そして数日後、フィルム2本目。
    息子の自転車練習に付き合って近くの公園へ赴き、そこで撮影再チャレンジ。

    たぶん、フィルムの巻上げは上手くいった。
    でもね、本当にフィルム巻上げが上手くいったのか、心配になったのよ。
    で、24枚撮りのフィルムを使いきったあとで巻き戻している最中に、よせばいいのに巻き上げレバーをガチャガチャやっているとカメラの裏蓋がパカッとオープン。

    巻上げ済んでいた部分は無事だったけど、光が入ったせいで生き残った写真は24枚中8枚程度。
    その8枚も、まーなんつうか、ピントもいまいち。
    とてもいい天気だった中でフィルムの感度も高かったせいで、露出がことごとくオーバー気味。
    そうだよな、ファインダー内の露出インジケーターもオーバー気味の表示してたもんな。

    なるほど、そう簡単にはいかない。
    面白いじゃないか。


    そして三度目の正直。
    とりあえず買っちゃったフィルムの感度は(当たり前だけど)変えられないので、露出補正をちょっとマイナス気味にして再チャレンジ。

    1-IMG_20150517_0008.jpg 

    やった!写った!(笑)
    あ、ちなみにこれは写真屋さんでプリントしてもらった写真をスキャナー(600dpi)で取り込んでちょっと補正。

    一応記念?に何枚か。

    1-IMG_20150517_0006.jpg 


    1-IMG_20150517_0001-001.jpg  

    およそ35年前のカメラなんですけどね、さすが一眼レフ。
    スマホやコンデジとはちょっと描画力が違う(気がする)。撮影者の腕はともかくとして。

    1-IMG_20150517_0002.jpg 


    入門機ゆえに絞り優先AE機能しかなくて、シャッタースピードは絞りの値で調整するしかない。
    でも気合で流し撮り・・・したんだけど、やっぱりオートフォーカスって偉大だ。
    手動でピント合わせるのって、やっぱり難しい。
    1-IMG_20150517_0003.jpg 

    でもなんか、一回の撮影枚数が限られていること、そしてどんな写真に仕上がったのかがその場ではまったくわからないこと、あと機械式シャッターのメカニカルな感じ。どれもこれも、それはそれで悪くない。オマケにどんな感度のフィルム買うかって時点で、その日の天候や環境の明るさとフィルムの感度が合ってなければもそこで終了!ってところもいいじゃないですか。

    確かにシャッター押す行為に気合は入ります。一発勝負だもんね。

    そして、そんなかんじでデジカメに比べるとはるかに手動・自前の要素が多いってところが、逆に撮影回数を重ねることでちょっとずつ操作に習熟してくるのが実感できて、それはそれでヨロコビがある。

    これ、結構楽しい。
    道具趣味って、こういうことなのかもしれない。

    でもやっぱりね、オートフォーカスって本当に偉大ってのも痛いほど痛感
    それにこうやって結局パソコンに取り込んで補正してブログに上げるんだったら、デジタル一眼レフの方が良いんだよねきっと。
    フィルムコストや現像プリントコスト、その他諸々も考えると、確かに実利はデジタル一眼レフにあるかも知れません。




    でも、たぶん、そういうことじゃないんだよ。

    これ、自分の趣味になるかどうかはまだわからない。
    でも、もう何本かフィルム買ってこよう、と思う。




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    Posted by ゆげ1号 on  | 2 comments  0 trackback

    2 Comments

    店主A says...""
    私もニコマートEL2を持ってます。ニコンは幸いなことにデジタルでもマウントが変わらないので、ニコマート用のレンズをデジタルのD40につけて、すべてマニュアルでやってます、、。先日の歩く自転車人の集いでも、、、と言いたいとこなんですが、落ち着いて撮らないと、、ダメダメですね。最新機材ってすごいなぁ、、。でも、映った感じは何となくですが、、デジタルは永遠にフィルムには追い付かないような気がします。
    2015.05.20 07:02 | URL | #Lpr8EjAo [edit]
    ゆげ1号 says..."Re: タイトルなし"
    店主Aさま

    おぉ、王道のニコンですね。

    確かに、マニュアル機は撮影自体を目的にするくらいのテンションじゃないと難しいですね。
    でも撮影行為自体の快感もあるんだよなぁ・・・というのは判りました。
    この便利じゃないダイレクト感って、ひょっとしたら固定ギア自転車に通じるんですかね。
    乗ったこと無いからわかんないですけど(笑)

    2015.05.20 22:37 | URL | #- [edit]

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