softtail.log | 自転車でのポタリング日記と自転車話+α

    晴耕雨読

    今年は早くも入梅。
    5月中の入梅ってのは観測史上2番目の早さだったらしい。

    久しぶりに雨のせいで全く自転車に乗れなかった週末。
    家の用事とかお出かけイベントなんかでもあればよかったのだけど、そういう予定もいれずにのんびりしてたら逆に気分の入れ替えがうまく行かない・・・
    うーん、普段の週末は自転車に依存しすぎなのか。


    ということで晴走雨読、いや雨読ばかりな週末でした。
    以下、読んだ本。


    ■Bicycles as Human Dreams

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    この本、しばらく前にとある縁で入手したのですが、来歴がよく判らないのです。
    シマノが出版している、おそらくは大阪の自転車博物館に所蔵されている歴史的な自転車をフィルムに収めたもの、だと思う。

    ちなみに、自転車という乗り物の歴史やらその時々の時代背景(特に日本の自転車黎明期の話など)なんかについては、「自転車の文化史」という本がすばらしい、と思う。
    非常に地味な本だし、とても古い本なんですが、古本で見つけたら是非手にとってみていただきたい。
    この本は自転車の始まりといわれる「ドライジーネ」からスタートする自転車の歴史が、当時の時代背景とセットで丁寧に書かれている。
    ところが、この本だけの話ではないのだけれども、日本における競技自転車の歴史って、昭和初期くらいから戦後まで完全に空白になっているのです。
    その前なんかだと、上野の池の周りで日本初の自転車レースが行われたとか、松下幸之助が自転車屋に奉公に出ている時に一時期自転車にもかなりのめり込んだとか、色々歴史は残っているのですが・・・
    そして、戦後は競輪を中心に歴史が再スタートを切る。

     

    R0010789.jpg 

    しかし、肝心の昭和初期については歴史が失われている。
    自転車が、下火になったのか。盛り上がっていたけど記録が残されなかったのか。

    で、この「歴史の空白」を想像力で埋めてやろうと考えたのが斎藤 純氏の「銀輪の覇者」。
    この本についてはゆげ2号1号も以前色々書いてますが、前述の「自転車の文化史」をオモテ、「銀輪の覇者」をウラとして自転車が眺めてきた時の流れに想いを馳せながら、この写真集を眺めると、なかなか味わい深い。

    しかし、この本がどのような背景で出版されたのか・・・謎だ。


    ■クロモリ ロードバイク
    R0010790.jpg  
     最近個人的にあんまり評価していないエイ出版社の自転車ムック。
    だがしかーし、このムックはすばらしい。
    クロモリというスチール材質の話、国内外製のクロモリバイクのレビュー、オーダー体験記、ビルダーの寄稿・・・かなり盛りだくさん。

    特に、ケルビムの今野氏が寄せた文章はとても興味深い。
    カーボンバイクは性能的にすばらしいが、製造という面ではハンドメイド的な要素が少ない(そりゃカーボンなんて「樹脂」だからねぇ)ので、ロードレースが盛んなヨーロッパのメーカーがカーボン中心にシフトしたのはそりゃ当然だけど、今後どうなるんだろうねって話はかなり興味深かった。
    その一方、日本は競輪があったがゆえにスチール製の自転車製造文化が残ってるんだなぁ(競輪用自転車は規格によってスチール製じゃなきゃいけない)。

    うん、やっぱり、クロモリ製のロードバイクがほしい。
    すげー欲しい!
    外国製も色気があってよいけど、なんか個人的には国産フレームに惹かれる・・・


    よし、決めた。
    今抱えているいろんな課題を解決したら、買う。
    買うったら、買う。

    改めてそんな気持ちを固めさせてくれる、そんな週末でした。


    あぁ、なんか薫り高い読書生活をアピールしすぎだな。

    えぇ、白状しますとも。
    自転車関係の本だけじゃいまいち気分は晴れず、結局は積読しておいた「天体戦士サンレッド」の11巻、12巻で大笑いしてすっかり癒されましたですよ、えぇ。


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    Category : 自転車本書評
    Posted by ゆげ1号 on  | 0 comments  0 trackback

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