softtail.log | 自転車でのポタリング日記と自転車話+α

    三鷹・星と宇宙の日 2010 その1

    by ゆげ2号

     行ってきました、天文台三鷹キャンパス特別公開。曇りではありましたが、風のさわやかないい日でした。日差しが厳しくないのはむしろ絶好の自転車日和ですよ。

     天文台マダムの特別公開攻略法には「ベビーカー必須」とあるのですが、うちの大きくて重いベビーカーは自転車には乗らないんですよねー。電車を使うとなると、一度新宿まで出て乗り換えてまたバスに乗って…と遠回りで面倒だし、自転車で行くほうが断然スムーズ(ちなみに天文台及びその周辺には駐車場がないので、自動車はNG。当日は警察官らしき人が見回っていたので、路上駐車もやめといたほうがいいです)。

     なによりこの絶好の「自転車日和」に自転車に乗らないなんてありえないっ!

    ゆげ1号「まあ、はなから全部回れるとは思ってないし、迷子防止リードがあるし、ベビーカーなくてもなんとかなるかなあ(自転車乗りたいし)。」
    ゆげ2号「結構歩けるようになったし、3号が疲れたら交代で抱っこすればいいんじゃない?なんとかなるでしょう(自転車乗りたいし。)」
    ゆげ3号「ナニ?ナニ?ど・ぱーん!(お散歩ならなんでもいい)」

     というわけで満場一致、自転車で出発しました。いやあ、一時間ほどのサイクリングでしたが気持ちよかったですよ。起伏のあるコースで国分寺崖線が体感できました。ヘタクソな2号でも気持ちよくダンシングできるほど坂の角度がジャストサイズで、もう一度戻って登りなおしたいくらいでしたよ。三鷹のあたりはまた道がすばらしくて、都内とは思えないほどでした。
    01みたか!三鷹の道

     で、さわやかな気分で天文台到着。
    02天文台入り口
     自転車を駐輪場に止めたところで、「コンドルは飛んでいく」風のアンデス民謡を奏でる楽団のパレードがお出迎え。
    03素敵楽団 

     なんだか素敵な一日になる予感です。音楽にノリノリの3号には迷子防止リード装着。あとは欲張らずに適当に歩いた順に見て回ればいいや。絶対見ておきたいところを回るだけでも、スタンプラリー最低限のスタンプ5つは集まるし。ま、なんとかなるでしょう。

    …結論:なんともなりませんでした。

    ゆげ1号「ああっ、3号!そっちは立ち入り禁止だっ!どうしてロープ張ってある下をわざわざくぐるんだーっ!」
    ゆげ2号「道の真ん中で腹ばいになるなー!蟻を指でつぶすなー!指が蟻酸ですっぱくなるぞー!」
    ゆげ3号「あ・ん・あ・ん・あ・ん。まなー!」

     緑豊かな天文台の環境に興奮したんでしょうねぇ。3号、とにかく道を外れて歩きたがり、茂みを見れば分け入り、蟻を見ればつぶし、手をつなごうとすればしゃがんで振り切り、抱き上げようとすれば大暴れ、肩車をすれば髪をむしるという有様。1号は危うく「長い友達」とお別れするところでした。3号は平時よりも数段上の悪魔っぷり(小悪魔ではありません、あくまで)。

     というわけで予想通りではありますが、展示全部はとても回れていません。ただちにゆげーず経理部には、自転車でも携帯できる簡易ベビーカー導入の稟議書が提出されたのでした(ただしTAGAは不可。日本で使うにはでかすぎる)。

     それでも、楽しかったですよー、特別公開。また、覚書を兼ねてだらだら~っと書き連ねてまいります。

    ■先端技術センター
     子供を黙らせるにゃ風船じゃあ~とばかり、先端技術センターに向かいました。3号のいないころは指をくわえてみているばかりでしたが、今日は合法的に天文台のヘリウムを持ち帰ることができるのです、ふっふふ。つーても、風船ごときで3号がおとなしくなるわけもないのですが。

     そんな3号を1号にまかせつつ、2号は解説に聞き入ってました(←鬼)。先端技術センターはその名の通り、未来の観測機器を研究開発している凄いところ。工場もありますから、いちいちメーカーさんに頼まなくてもなんでも作っちゃうんですよ! 
     
     とりあえず 「超伝導共振機を使ったサブミリ波検出器」のお話をうかがいました。固有振動数が同じものが二つあって、片方を揺らすともう片方も大きく揺れだすんだよーというのを振り子を使って実際に実験してましたよ。2号のおおざっぱな理解では、超伝導の状態では電子はペアを作ってキレイに並んでいるんだけれども、サブミリ波があたると壊れてしまう、その壊れてしまった影響を検出する…というだったような。

     でも、温度が高いとサブミリ波以外の原因でもペアが壊れてしまう(=ノイズとなる)ので、もともと低温である超伝導の検出器を精度をあげるためにもっと冷やしてやらねばならないとのこと。その温度というのが、なんと100mK(ミリケルビン)!0.1K(ケルビン)ですよ!絶対零度より0.1度高いだけなんですよ?!…ふう、ヘリウムジャボ漬けとか4Kで大騒ぎしていたのが遠い昔のようだわ。あのころは私も若かったわー(嘘)。

     しかし、その冷却装置というのが写真で見る限りかなりでかい。そんなの使うところはそうそうないと思うので、自分たちで開発しなくちゃいけないから大きくなっちゃうんでしょうねぇ。4Kの冷却装置ならMRI用のを流用できるのに(…と知ったかぶりしてみる)

     あ、そういえば、電波望遠鏡のカメラの画素数が100画素とかやたら少ない理由がわかりました。なんとなくですけど。ごく狭い範囲を狙うことと、レンズでサブミリ波を集めることで、そんなにでっかい画素は必要ないらしいです。レンズも切手より小さいくらいだし。それよりもまず検出する精度をあげるのが先決で、精度があがればもちっと画素数が必要になるという流れのようです。

     それで思い出したのが、野辺山のASTEコーナーで聞いた開発中のカメラの話。あれってこれのことなのかなーと思ってきいてみたのですが、解説者氏いわく「あ、ASTEのはボロメトリックなんでまた違うんですよ」とのこと。てか、ここで出たかボロメトリック!えっとですね、ボロメトリックは温度でサブミリ波をみる方式らしいです。うう、これ以上のことは2号の脳みそでは言えない!

    04超伝導共振機
     ところで、右側の金色の機械、中身は4Kとかの極低温で冷え冷えなんだそうです。

    解説者氏「中に入っている機器を液体ヘリウムで冷やしているのですが、外の空気で暖められないように中は真空になっているんですよ。真空は熱を遮断するので、中は冷えたままなわけです。」
    ゆげ2号「ほほう、つまり真空が断熱材というわけですねぇ。それで冷気が逃げない、と。」
    解説者氏「そうなんですけど…ちょっと触ってみてください。」
    ゆげ2号「(機械の表面にちょっと触れてみる)…んー、少しひんやりしてますねぇ。」
    解説者氏「実はちょっと故障してて、少し冷気が漏れてます(笑)」

     だめじゃん(笑)。しかし、解説に聞き入っていた一同の顔はいっせいにほころんだのでした。

     こうしている間も目の端では、暴れまわる3号を相手に検討している1号の様子が入ってきます。そろそろ場所を変えねばいかんなーというわけで、つぎのコーナーへ移ったのでした。

    つづく

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