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    2010国立天文台野辺山 特別公開 その3

    by ゆげ2号

    ■45m電波望遠鏡 中編

     観測棟から出てきた、1号と該当者氏がなにやら興奮気味。話を聞いてみると…

     1号「あんたもちょっと行っておいでよ!仙人さんが、三鷹の仙人さんが来てるよ!該当者氏が先に気づいてさー。」
     2号「えーっ!さっきはぜんぜん気づかなかったよー。どこのコーナーにいたの?」
     1号「いや、それが、今回はプライべートで来てるんだって!」
     2号「ぷ、プライベート??」
     1号「うん。でも、なぜか解説してたけど(笑)。」

     今は三鷹のほうに移られた仙人さん。野辺山の特別公開のお手伝いとかで、もしかしたらいらしてるかも…とは思っていたのですが、プライベートなのに解説されていたとは…仙人さんらしい(笑)。そういえば、以前お会いしたときも、終了時間近くにご挨拶しに行ったら、ずーっと立ちっぱなしで解説されていたはずなのに疲れも見せず、ニコニコ穏やかに対応してくださ って「タフだなあ、すごいなあ」って思ったっけ。

     そうとわかれば、ダーッシュ!三鷹の仙人さんにご挨拶してきました!よかったー。いやしかし、さりげなく着てらっしゃったグリーンのTシャツが…。天文台だけじゃなくてJAXAでもそうなんですけど、みなさん、自分の関わっているプロジェクトのオリジナルTシャツ(非売品)を着ていて、それを見るのもまた楽しみの1つだったりするのですが、仙人さんのASTRO-GのTシャツがすっごいかっこよくて素敵でした!

     仙人さん「そういえば、折り紙コーナーは見てみました?」
     2号「いえ、子供向けのコーナーだと思って、ちょっとのぞいただけで」
     仙人さん「いいものがあるんですよ~。わたしも写真を撮っていこうと思って(スチャッ!とデジカメを取り出す)」

     ん~、さっきちょっとのぞいた感じだと、折り紙コーナーでは星とかパラボラアンテナの創作折り紙をやっていて、折り図のプリントだけもらったんですよね。はさみを入れずに作れるようになっているのがすごくて、近くにいたおヒゲの方に「これ、天文台の方がデザインされたんですよね?」ってお聞きしたら、当のご本人だったという(笑)。だけど、それ以外に何を見落としていたかなあ。

     子供たちで大賑わいの折り紙コーナーの後ろの方をそっと通り、奥の方へ進んでいくと…ええっ!いや、教えてもらわなければ気づかなかったですよ、これ!
    おりがみ
     なんと、参考出品ではありますが、プリントのよりさらに精巧なパラボラアンテナの折り紙と、はやぶさの折り紙が!

     仙人さん「はやぶさの折り方は、教えてもらえないの?」
     おヒゲの前川さん「いやあ、まともに作ると一時間ぐらいかかるんで無理です(笑)。」

     ああ、だから参考出品なんだ。しかし、前回は精巧なペーパークラフトで感心したけど、いろんな才能のある方がいるんだなあ、天文台。優秀な人は、余技もすごいってことなのかな。「たかが折り紙」って思う方もいるでしょうが、実はものすごーく奥が深い世界なんですよ、折り紙って。なめてかかっちゃヤケドはしないけど、指切るゼって感じの。お、ゆげ2号の記憶の淵から、折り紙の深遠なる世界に触れて、挫折した思い出がよみがえってきた。えーと、どうでもいい話なので、お急ぎの方は飛ばしてください…って、ここに忙しい人はこないか。ま、完全に横道です。


    「折り紙と私」 ゆげ2号
     ゆげ2号は小学校六年生のとき、「あそびクラブ」という、毎月みんなで何をやるか決めて遊ぶという、ゆるーいクラブの部長をしてました。あるとき、「折り紙」をやろうということになりまして、図書室から折り紙の本を借りてきて、各自折ることに。2号は一応部長ですし、クラブには下級生もいましたから、普通に折り紙をやったんじゃあカッコがつきません。当時、本さえあれば何でも折れるとの自負があった2号は、図書室で大人向けの折り紙の本を見つけ、それを借りてきました。

     しかし、教室に戻り、さて何を折ろうかとページをひらいたとたん、ゆげ2号は愕然としました。その本にはひとつの作品を作るために、折り方が何十もの手順で書かれており、その複雑さ、緻密さに、何をどうしているのやら、追いかけることができないのです。はさみを一切使うことなく、一枚の紙から滑らかな造形をみせるその世界、まさにプロフェッショナル。折り紙を極めた一握りの人間だけが行き着くことを許される、匠の技。

     せめて一番簡単なものだけでもと、小学生なりの知力と集中力を総動員して取り組みましたが、結局モノにすることは出来ませんでした。「こんな世界があったなんて…」それ以来、折り紙に尊敬の念を抱いている2号なのでした。

     ちなみに、その本に掲載されていた作品は、「小皿」「大皿」「とっくり」「盃」「三方(お供え物をのせる台)」「仏像」…全部作ると祭壇のジオラマが作れるというものでした。今思い出してもそんなマニアックな本が、なぜ小学校にあったのか不明です。寄贈された本だったのかなあ。


     そんなわけで、久々の折り紙、しかもオリジナル作品に胸が躍ったゆげ2号。自分の分は確保してあるんですけど、ペーパークラフトみたいに折り紙の方もダウンロードできるといいですね。できれば、はやぶさも…ってそもそも折り図を作るのが大変ですよね(笑)。

     仙人さま、ネタをいただいてありがとうございました。

     その後、先ほどはゆっくり見られなかった観測棟を見学しました。パソコンやいろんな機器が並んでいて、ここからデータ越しに遠くの宇宙を見ていると思うと面白いです。どうでもいいですが、周波数変換機の「超伝導ミクサ」の語感ってロボットアニメの必殺技っぽいですね。ガンダム以前のスーパーロボットの方のね。

     ナレーション「野辺山の電波望遠鏡は有事の際、合体して超伝導ロボ ノベバトラーVⅡになるのだ!」
     ノベバトラーVⅡ「行くぞ!必殺!超伝導ミクサーッ!」 ボカスカ!ボカスカ!プシューッ!
     巨大怪獣「ギャオース!」 みるみる凍りつく巨大怪獣
     ノベバトラーVⅡ「見たか!4Kのちからを!」
     ナレーション「行け!われらがノベバトラーVⅡ!がんばれ!11月から5月までは観測だ!

     液体ヘリウム漏れただけじゃん…ゲフンゲフン、それはさておき、観測棟の出口近くには'04まで使われていた操作卓が展示されていました。
    40 操作卓1
     ガラス越しでうまく撮影できてないですけど、アナログなのが歴史が感じられていいですね。オープンリールなんて見ちゃうと、こう、うずうずしちゃうじゃないですか。ピピピピッて出てきたパンチカードを手にとって見て、「な、なに?!このデータは!」とかいう情景が目に浮かびます。
    41 操作卓2
     いや、ゆげ2号も大人になったので、パンチカードが見るものじゃなくて、読み込ませるためのモノだっていう常識はあるんですけど、やっぱりパンチカードは見てほしいんだなあ。頭よさそうに見えるから(←こういう発想がそもそも頭悪いですが)。

    くつ
     それから、特になんの説明もついていなかった謎の靴。みんな「アレ何?」と通り過ぎていましたが、2号は三鷹天文台で同じものを見た覚えがある!パラボラアンテナの補修とかで高いところにあがるときに使う靴じゃなかったでしたっけ?滑らないためと、表面に傷や凹みをつけないようにこの形状になってるんじゃなかったかな。

     そんな感じで観測棟を出てみると、電波望遠鏡の観測デモの時間になりました。敷地内は立ち入り禁止となり、「ヴーン」と低いモーター音が響きはじめます。そして、ゆっくりと45m電波望遠鏡が動き出しました!おお、はじめてみたー!やっぱりねぇ、大きいものが動く様子って感動しますねぇ。一応動画も撮ったんですが、あまりにも巨大なものがゆっくり動くので、手ブレで動いているだけのようにも見えたりしてうまく撮れず、断念。肉眼で見ないとダメみたいです。

     しばらく眺めていたのですが、3号がどうも空腹のようで愚図りだしてしまいました。ホテルでもらったとうきび(美味!)や残りのヤツレンレアチーズケーキを食べさせたものの、まだ収まらない様子。そういやそろそろお昼時。大人もついでにお昼ご飯に向かうことにしました。とはいえ、話はそう簡単ではなかったのですが。

    …と、その前に後編、ゆげ1号の補足が入ります。

    つづく

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