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    2010 JAXA相模原キャンパス特別公開 その5~はやぶさ展示

    by ゆげ2号


     さて、川口氏のセミナーが終了し、地下から表へ出たのが12時ごろ。一応プラネタリウムを確認したら、すでに完売でした。いやま、その分展示をたっぷり楽しめばいいんですけど、ひとつ大きな問題がありまして…何度も言ってますが、ゆげ2号、超弩級の方向音痴なんですよね。そりゃあもう、北が東で東が西でって言うか、おれがあいつであいつがおれで級なわけです。

     しかも、展示は第6会場まであって、一つ一つの展示を丁寧に見出したらとても時間が足りない。駆け足で回ればいけないこともないでしょうが、展示を見るにあたっての私個人のポイントは、「つい長居してしまうくらいおもしろい場所をいくつ見つけられるか」だと思っているので、それでは意味がないのです。

     ならば、あの人を案内人にするよりほかに道はない。あの、味方につけると頼もしいが、敵に回すとこの上なく恐ろしいと言われている(のか?)、すでにコメント欄で大活躍中の該当者氏を!とりあえず、お昼を食べながら動向を探るのだ!

    ゆげ2号「へー、昨日はあんまり展示は見られてないんだー。あ、このから揚げ、あげるー。2個持ってっていーよ。」
    該当者氏「あーそうですか。どうもー。」もぐもぐ。

     よし、買収成功!JAXAがまだ今のように注目されておらず、平日の公開もしていないころから、数少ない公開日に駆けつけ、レールガン(残念ながら今回は非公開)を見たりしてた該当者氏ならば、下調べは十分なはず。ついていって、おいしいネタをゲットだぜ!

     というわけで、さくっと昼食をとったあと、我々は第1会場に向かったのでした。そこで最初に出迎えてくれたのがこちら。
    02はやぶさ正面 
     探査機はやぶさの実物大模型です。この大きさで総重量は500kgほどとのこと。ということは、軽自動車より軽いんだなあ。よくぞ3億kmの距離を行って帰ってこれたものです。本物は大気圏に突入して燃え尽きてしまったわけですが、きっとボロボロになっていたでしょうね。

     はやぶさの横にはなぜかホワイトボードが2台。
    03運用臼田局 
     これはなんと、6月13日のはやぶさ帰還の日、実際に運用で使われていたホワイトボードなのです!よく残っていたというか、だれも消せなかったのかもしれませんね。↑上が臼田局のもので、↓下が内之浦局のものです。15時30分に臼田局から内之浦局に運用が切り替わったということで。

    04運用内之浦局 
     拡大してよく見ると、最後の地球撮像についても記入されています。はやぶさ帰還の日、張り詰めた空気の中で一行、一行、記入されていったんでしょうね。こんな生々しいものが見られるとは思っていなかったので、興奮してしまいました。

     こちら小惑星イトカワの模型。
    07イトカワ模型 
     ちゃんと、はやぶさもいます。

     はやぶさの裏側(というか、どっちが表なんだか)。
    09はやぶさ裏 
     前もって資料などで見てはいても、実際の模型を見るとまた雰囲気が違いますね。こちらは特別公開日以外でもみることができます。 


      ほかにもポスター展示がぎっしり並んでいて、読むのが楽しいです。しかし、全部読む時間はないので、気になったものは写真に撮っておいて家でゆっくり見る…というのは、天文台の特別公開参加で学んだこと。家に帰ってみたらピンボケだったりすると、かなり悲しいのですが。なかでも、特に私がおもしろかったものをちょっと書き出してみます。



     ○はやぶさ再突入カプセル

     秒速12kmでの超高速再突入。ぶつかる大気は1~2万度の高温に!惑星間を飛ぶ速さでは、東京-名古屋間が、たった25秒です。カプセルが、この高速でそのまま地球大気に突っ込むため、ぶつかった大気は、なんと1~2万度の高温になります。直径約40cmの小型カプセルは、こうした厳しい高温環境から小惑星サンプルを守って地上に送り届けます。

     ○「はやぶさ」カプセルの探索と回収

     <はやぶさカプセルの探し方>何段階ものカプセルの位置を特定する手段を準備しておき、さまざまな状況に備える。基本的には、下記の1-7の順にカプセルの位置を絞り込む計画です。

    1.航空機上から火球を確認

    2.地上にある複数のカメラで火球を観測

    3.レーダーでパラシュートを追尾(豪州協力)

    4.複数の電波方探局でビーコンを追尾

    5.ヘリコプターからビーコンを捜索

    6.ヘリコプターによって上空から目視で捜索

    7.落下予測地点を徒歩で探索

     
     
     いやあ、もう、大変ですよ。そもそも、どうしてはるばるイトカワまで、標本を採りにいったかといえば、地球上の鉱物や隕石のように熱で変性していない標本を得るためなわけで、大気圏に突入した際に、熱が標本に伝わっちゃあ意味がないんですよね。しかし、1~2万度の高温から標本を守るなんて、科学技術の進歩ってすごいなあ。

     それからまた、オーストラリアの巨大な砂漠に落ちたカプセルを探す、というのも大変な話ですよ。通りすがりの現地の人に、うっかりカプセルを拾われたらどうするんだーって、カプセル回収の様子をTVで見ながら思ったもんね。まだ標本が入っているかどうかも微妙なのに、落し物を拾った謝礼に1割求められたらどうするのかと(笑)。衝突するまではビーコンで追えるかもしれないけど、地面に衝突したら壊れるだろうし。

     そのほか、はやぶさ2の話もおもしろかったです。はやぶさで蓄積されたデータと、その7年間に新たに培われた技術で、どんなはやぶさ2ができあがるのか…川口氏がチラッと話されていましたが、楽しみです。2000年には有志による検討に入っていたというから、すでに10年から準備が始まっていたんですね。予算の問題も先日のニュースでとりあえずは大丈夫なのかな?いろいろ大変な外部内部の事情はあるようですが、がんばってほしいです(事情については、該当者氏のほうが詳しいのでコメントでよろしくです)。

     その後、IKAROSの模型とか見て回っていたのですがーそのとき、事件が!

     展示のところどころでミニミニ事典なる印刷物が置かれていまして、展示を見て回りながらそれらを集めて一冊に閉じると、自分だけの宇宙科学事典ができあがる♪てなものなのですが、それを大事にバッグにしまう際、ついうっかり、つるっと、カメラがっ…床にっ…ごちーん!

     いやいや、まだ壊れたとは限らない。そうだ、撮ってみればいいんだ!カシャッ!…2号の大切なGRデジタル、1号から借りてるGRデジタル、とっても大事にしてーたーのにー、真っ黒い画面しか写らないー、どーしよー、どーしよー…。とりあえず、1号にお詫びメール、そして該当者氏に画像使用のお願いをしたのでした。お二人とも、その節はすみません(そういうわけで、これ以降の画像はすべて該当者氏からの借用です)。

     それでは、展示はまだまだ続きますが、以下次号。

     つづく

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    Posted by ゆげ1号 on  | 1 comments  0 trackback

    1 Comments

    ゆげ(1号) says..."再突入の話は"
    技術の話、心意気の話、ドロドロ裏事情など、かなり立体的に楽しめるよね。特に該当者氏がロフトプラスワン(ロケットまつり)で仕入れてきた裏話なんかを聞くと(笑)

    でも、書いちゃいけないんだよなぁ(笑)

    とりあえず、とっとと回収班の話までたどり着いてください>2号
    2010.08.14 00:41 | URL | #- [edit]

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