softtail.log | 自転車でのポタリング日記と自転車話+α

    GPXファイルの編集方法(GoogleEarthの利用)

     いっ、いつでもくだらない前置きが思いつくわけじゃないんだからねっ!
    というわけでいきなり本題へ。


     今回、Edge705とDG-100の比較なんぞをやってみてかなり悩ましかったのが、「トラックデータの修正方法」です。
    どうしても生のログデータには「自宅」とか「立ち寄ったトイレ」とかみたいに「見せたくないところ」も出てしまうわけで、こいつはどうにかしたい。

      だって例えば、公衆トイレに軌跡が向かっているだけならまだしも、AlpsLab routeとかだと「そこに留まった時間」もわかってしまうワケで(以下略


     こいつはどうにかならんか・・・まぁトイレの件はまだしも、スタート・ゴール地点などのデータ加工については何とかしたい。
    そんなわけで、いろいろ検討してみました。


    ■本blogおなじみツール「轍」はちょっと便利な機能があって

     プライバシー保護の観点から、「読み込んだGPSデータの起点・終点付近の軌跡を描画しない」という機能があります。
    また起点・終点ごとにどれくらいの距離まで描画しないかを指定できます。

     
      このシンプルかつツボを押さえた機能により、起点や終点(自宅とか)を隠蔽することは簡単。データ編集も要らない。

      でも、裏を返せばGPSのデータは加工されていないので、そのデータは轍以外に持っていっても起点・終点を隠蔽できません。
    ついでに、途中の「トイレ立ち寄りデータ」もいじれません。


    ■Edge705単体でも手はある

     Edge705ではStart/Stopボタンによるログ取得開始/終了だけでなく、データ取得時にLAPボタンを使ってこまめにデータを区切っていくことが可能なので、トータルなデータは取得しつつ、ラップごとに区切られたデータをあとからTraining Centerで組み合わせて「必要な部分だけで構成したデータ」を作成することができます。


     例えば、こんな感じです。

    自宅>>>>>>スタート地点>>>>>ちょっとトイレ>>>>>>ゴール>>>>>自宅
    <-------------ログ取得------------------------------------>
    <--LAP1--><--LAP2-------><-LAP3--><-LAP4-><---LAP5-->

    で、LAP2,4だけを残して保存すればOK。


     まぁこれはこれで便利な仕様だけど、LAP取り忘れたらアウトです。


    ■DG-100はさすがにデータロガー専用機だけあって

     こいつは取得データを内部的に分割して複数のデータブロックの状態で保存しています。
    ですので、付属ユーティリティでデータを吸い出した後で「カットしたい時間帯のデータブロック」を除いてGPXファイルへ吐き出すことで、一応不要な部分のログを消すことは可能です。

     でも、普通カットしたいのは「xx:yyからxx:zzまでの10分間」なんてわかることは少なくて、やっぱり地図上で見て「ここからここまでのデータは消したい!」というのが人情。
    DG-100の場合、複数のデータブロックを選択して(というか不要なデータブロックを選択解除して)、その状態でGoogleMapsにデータを反映させて確認することが出来るのでまだマシですが、それでもやっぱり実行上は「データのはじめとおわり」を整形するくらいが関の山です。


     そう。

     もしも、もしも、
     できることでしたらば、
     地図上でデータ編集させて頂戴ませませ
     (さだまさし「雨宿り」のサビ部分のフシでお願いします)


     なんですよ。


    ■そこでGoogleEarth登場

     GoogleEarthを使えばトラックの編集がある程度できてしまうことが(いまさらながら)わかりました。これってメジャーな方法なんだろうなきっと。
    でもまぁ気にせず方法は以下の通り。


    (1)取得したGPSデータをkml形式で保存する。

    • Edge705ならTCX形式で保存した後、GMM2とかTCX Converterでkmlに保存する。 
    • 最初からkml形式にエクスポート可能なやつ(DG100とか)はそのままkmlファイルに。


    (2)Google Earthにkmlファイルを放り込む

    • GoogleEarthを導入してなければさくっとインストールする(いまさらですがフリー)。 
    • GoogleEarthを起動後、(1)で作成したkmlファイルを放り込むと軌跡が表示される。


    (3)読み込んだデータの編集
     とりあえず下記の図を観ながら、
    001-1.jpg 

    • 画面の左側には読み込んだデータのファイル名等を表示するウィンドウがあり、そこに先ほど放り込んだファイル名も表示されているので(↑図の(A)参照)、そこで右クリックして「プロパティ」を選択。

    002.jpg 

    • プロパティウィンドウが開きますが(上図左側)、そいつは無視して地図画面に注目。

    003.jpg  

    • この状態で、地図上に表示されている軌跡データが編集できるようになってます。Deleteキーを押すとトラックが1点ずつ削除されていったり、軌跡上にカーソルを合せるとカーソルの形状が変わり、軌跡をドラッグで変更(軌跡をつまんで・はなす)できたりします。要するに、不要部分の削除とか軌跡の修正とかが地図上で出来るわけです。
    • 編集が終わったらプロパティウィンドウを閉じて、先ほどの(A)を右クリックして「名前をつけて保存」。これで新たなkmlファイルが作成されます。

    (4)あとはgpxファイルへ変換

     これは簡単。
     TCX Converterでも、GMM2でも、轍でも可能です。kmlファイルを読み込んで、gpx形式にexportするだけ。

     
     ツールはいろいろと使うことになりますが、まぁ実際にやってみればそんなにややこしくもありません。


     但し、この方法にはいろいろと制約があるようです。

    • gpxファイルからkmlファイルに変換した段階で「時刻データ」が失われるようです。
      ということは、デジカメデータと連携させるような使い方には向きませんね。
    • それに関係するのかもしれませんが、平均速度等のデータもかなり怪しくなります。
    • 新たに追加/修正した点には標高データが付与されません。


     例えば、「轍」でGoogleMAps用のデータを作成すると、高度グラフとかは表示されなったり。あとAlpsrouteでも時刻データとかはおかしくなります。
    参考までに、上記のGoogleEarthデータについて、AlpsRouteで作った「加工前データ」とGoogleEarthで加工した後の「加工後データ」の両方をAlpsRouteに載せておきます。


    加工前はこちら

    加工後はこちら


     両方ともクリックして開いてみると判りますが、加工後の方は高度データが失われています。


     まぁGPXファイル自体はXMLフォーマット(テキスト)なので、直接それっぽいデータを書いてやってもいいのでしょうが、それもなかなか面倒くさい。この点は留意が必要ですね。


    ■一番確実なのはEdge705のLAP機能をこまめに使うこと

     かもしれません・・・みもふたもないオチですが。
    でもまぁGoogleEarthでルート加工ができるのは、結構楽しいかも。



     うむ、GoogleEarthがサクサク動くPCが欲しくなる(笑)

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    Category : nuvi360補完計画
    Posted by ゆげ1号 on  | 4 comments  0 trackback

    4 Comments

    しょーぞー says..."はじめまして"
    GPSですが一つ質問があります。
    デバイスはedge705です。
    走行ログをG-earthに表示させると■■■■■■■■■(こういうマーク)で
    しか表示されないのですが、どうすれば線で表示させられて
    編集可能になるのでしょうか?
    スイマセン教えてください。
    2009.04.24 15:51 | URL | #- [edit]
    ゆげ(1号) says..."はじめまして"
    しょーぞー様

     どのような操作をされたのかがわからないのでなんともいえないのですが、ひょっとしてEdgeのデータをTrainingCenter使って吸い出したあと、TrainingCenterのメニューから「GoogleEarthで表示」させてませんか?
    そのやりかただと、確かに軌跡が「点の集合」になってしまい、編集できません。

     TrainingCenterを使って一度データを保存してみてください。
    すると保存ファイルとしてTCXファイルが出来ますので、それをkmlファイルに変換(変換方法は上の記事に書いてますがGMM2とかを使うと簡単です)して、そのファイルをGoogleEarthに放り込んでみてください。
    2009.04.24 23:20 | URL | #- [edit]
    しょーぞー says..."ありがとうございます"
    ゆげ(1号)さん、ありがとうございました。
    アドバイスの通りで解決できました。
    GPS初心者ですいませんでした。
    またよろしくお願いします。
    2009.04.25 11:44 | URL | #- [edit]
    ゆげ(1号) says..."Re: ありがとうございます"
    そうですか、よかったよかった。
    面白い使い方など見つけたら是非教えてください。
    2009.04.25 14:41 | URL | #- [edit]

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