softtail.log | 自転車でのポタリング日記と自転車話+α

    MTBの思い出

    by 2号
    スポーツサイクルを購入したのは疋田氏の記事がきっかけでしたが、そもそも興味を持つようになったきっかけは、そこからさらに数年さかのぼります。


    その昔、ゴムボートで川を下っていく『ラフティング』に興味があり、群馬県北部にある水上(みなかみ)でのツアーに参加したことがありました。とても楽しかったので、次の年も同じラフティングのツアーを予約していたのです。ところが現地についてみると、雨続きだったために川の水かさが増し、流れが速すぎて危険なのでラフティングツアーは中止になったとのこと。従業員の大柄で毛むくじゃらの白人男性(失礼)が、「私も残念だ!でも安全には換えられない。」と(めちゃくちゃ流暢に)言ってくれましたが、楽しみにしていただけに本当にがっかり。


    すると、カウンターの従業員の男性が、「でも、君たちはMTBダウンヒルというチャンスを持っている。せっかく来たのだから参加してみないか。ヘルメットやカッパはこちらで用意するし、動きやすい服装なら大丈夫だ」と声をかけてくれました。経験が無いからと、ちょっとしり込みしていたのですが、聞けばそれに参加するもうひとグループもOL4人組で未経験とのこと。それなら迷惑はかからないだろうし、そもそも楽しみたくてきたのだから挑戦してみよう!(ついでに言うと「OL4人組」はとても魅力的だ!by1号)と参加することにしました。


    雨が上がって間もない道はどろどろでしたが、上下のカッパを借りて装備はOK。インストラクターは、ニュージーランド出身ながら日本語ぺらぺらのベネ氏。車で山のうえまであがって、そこからスタートなのでらくちんでした。姿勢のとり方や、ブレーキ操作について教えてもらっていざ出発です。スピードを出しすぎないようにと注意を受け、道の状態が良くないこともあるのですが、最初はおっかなびっくり。


    でも次第に慣れてくると、これが楽しい!林道や登山道を道幅のどこを走るか考えつつ(ベネ氏がそのつど注意するところを教えてくれます)、木の根のでこぼこなどをクリアしていく面白さ。気がつけば夢中で楽しんでいました。当初の予定が潰えてしまったことが残念ではなく、むしろ良かったと思えるほどでした。


    途中、親指大のきれいなエメラルドグリーンのふさふさが落ちていて、「落し物?」と思ったら巨大な毛虫だったり、休憩ポイントで足首にヒルが食いついていることに気づいたり(素肌が出ているほんの少しの隙間!)ということも愉快な経験でした。


    思えば、はじめてでかつ雨上がりの悪路でありながら、よくケガも不快なことも全く無く楽しめたものです。おそらくそれはMTBとダウンヒルが持つ魅力だけではなく、インストラクターのベネ氏の気配りの賜物だったのでしょう、彼は常に列の前を行ったり後ろに下がったりしながら、全員が安全に楽しめているかどうかに目配りし、ユーモアたっぷりに声をかけてくれていました。帰り道の車の中、ヒルのせいで私たちの楽しさが損なわれなかったかと、最後まで気遣ってくれていました(我々は、むしろ愉快だったと答えましたが)。


    そうして帰宅後、影響を受けやすい我々は即、日帰りできる距離でMTBを楽しめそうなところを探しました。けれど残念なことに、まわりに山らしい山がないところで、特にコースも見つけられず、MTBを購入しても気軽に楽しむのは難しいことがわかり、購入を断念しました。


    ですが、そのときの「スポーツサイクルっていいなあ」という憧れはずっと胸の奥に残っていました。数年後、疋田氏の小さなコラムに強く心が引かれたのも、ダウンヒルの楽しかった印象が強く残っていたせいだともいえます。


    アンクルベアーのホームページを参照すると、ベネ氏はまだインストラクターを続けられているようです。当時より時間を確保するのが難しくなりましたが、機会があればまたぜひ水上に行きたいと思っています。そのときはもちろんMTBのダウンヒルコースを!

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