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    三鷹天文台 特別公開2008 その2

    by ゆげ2号

    ■なぜか常設展示室

    ここでせっかくの特別公開日だっつーのに、ゆげーずはなぜか常設展示室へ(笑)。実は三鷹キャンパスを何度も訪れているにもかかわらず、一度も立ち寄ったことがなかったんですよね~。まあさらっと見るだけのつもりだったのですが、天文台の活動内容がコンパクトに収まっていて意外に良かったです。天文台に初めて来る人はここで全体像を予習しておいて他を回るというのもいいかもしれません。
    常設展示1 
    そういえば、すばる天文台の主鏡の写真がなんか見覚えがあるなーと思ったら、アド街ック天国で見たのを思い出しました。神田明神の新光電子株式会社という会社で作っている電子はかりは100万分の1gまで測れるという優れものなのですが、それを可能にしている音叉式センサの技術がすばるの反射鏡の制御に使われているそうで。興味のある方は下のリンクをどうぞ。まさに技術の粋が集められているんですねえ。

    http://www.vibra.co.jp/subaru/index.html

    そのほかこんなものも
    常設展示2 
    『45m電波望遠鏡の主鏡面の上を歩くための「忍者靴」』だそうです。地味だけど好きだわあ、こういうの。

    ■売店にて

    ところで、常設展示室のとなりは売店になってまして、星座速見盤やTシャツなどのグッズが販売されています。実は、ゆげーず&該当者氏には去年の特別公開以来、気になっていた物がありまして、その後インターネットなどでいくら探しても見つからず、まさに「幻のアイテム」となっておりました。聞くは一時の恥といいますしねぇ、ここはちょっと聞いてみようかなーと。

    ゆげ2号「あのー、こちらで『NAO』の文字が入っている傘って扱ってますか?」

    売店の方「いやーそういうのは扱ってないと思うんですけど…どちらでご覧になったんですか?」

    ゆげ2号「去年の特別公開のときに台長さんがさしてらしたのをお見かけしたんです。紺地に白抜きでNAOの字が入っていて、かっこよかったんですよー。高級っぽいつくりでー。」(つい熱く語ってしまう2号)

    売店の方「(苦笑しながら)そういうことなら、直接台長さんにお聞きになったほうがいいかもしれませんねー」

    ゆげ2号「やっぱりそれしかないですかねー」(ちょっと本気でそう思っている2号)

    結局のところ、台長さんは去年同様、午後には海外に旅立たれたそうで(該当者氏情報)、今年はお会いすることもできませんでした。というか、どれだけ偉い人かは去年でわかっているはずなのにそんな話聞けるかーって話なんですけどね。なにせ、鶴の一声でカツカレーに豚汁をつけたり牛丼に温泉卵を乗せさせてしまうほどの権力の持ち主ですから!(もちろんネタですよー→詳しくは去年のブログ参照です

    おまけで、天文台歴史館(65センチ屈折望遠鏡)です。何度か写真に収めているのですが、レトロな佇まいが好きで、見ると撮ってしまいますね。
    天文台歴史館 

    ■工場見学

    この後は、開発実験棟へ。まずは工場見学です。相変わらず風船が浮かんでいて妙にメルヘンチックです。
    工場1 
    工場2 
    工場3 
    左のアルミニュームのキューブから右の部品を削りだすそうです。左の塊の方を持たせてもらったのですが、かなりずしっと重かったです。何十もの工程を経て右の部品になるのでしょうが、削りだすって面倒で大変そうですよねぇ。

    ゆげ1号「この部品ひとつを作るのにどれくらいかかるんですか?」

    解説者氏「次の工程に移る際に機械の設定をしなおさなければならないので、これひとつだけ作るなら2週間くらいかかるかなあ。大量に同じ部品を作るときは流れ作業なので、ひとつあたりの時間はもっと短くて済むんですけどね。」

    ゆげ2号「こういう部品って、パーツを溶接して作るのかと思ってましたが…」

    解説者氏「溶接だとその場所に狂いが生じやすいんです。この部品は何十個も同じものを作っていて、それぞれの狂いが測定の値に影響してしまうため、こうして精密に削りだして作らなければいけないんです。」

    ここで、解説者氏が部品をひっくり返して裏側を示しました。小さな穴が穿たれているんですが、ねじ穴ではないような。これは?

    解説者氏「この部品はアルマで使われるんですが、温度差が激しいので、部品が膨張したズレをここの穴で吸収させるんですよ」

    おお!そんなことまで考えて作られているんですね。現場の知恵だなあ。なるほどなるほど。去年は時間がなくて工場はじっくり見られなかったのですが、こういった現場の話が直接聞けるのが特別公開の醍醐味ですね~。ゆげ1号・2号ともこういう話は大好きで、大変有意義な時間でした。ずっと目をつぶっていたゆげ3号にもよい乳児教育?になったことでしょう。

    ただ、ひとつ残念だったのがヘリウム入り風船をもらえなかったこと。工場見学の最後に配られるヘリウム風船に大行列ができていたため、時間に迫られていた我々は断念せざるを得なかったのです。まあ、欲しがるのはだいたいが子供たちなのですが、今年はゆげ3号がいるので堂々ともらって帰れるかなーと思っていたんですがねー。

    え、大人気ないって?
    べ、別に風船が欲しかったわけじゃないんだから!
    ヘリウムが欲しかっただけなんだからね!
    液体ヘリウムは高いからね!

    つづく

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    Posted by ゆげ1号 on  | 5 comments  0 trackback

    5 Comments

    該当者 says..."今年も参加しました&台長様のご尊顔を拝してきました。"
    今年も総研大のツアーに参加してきました。で、今回も台長室に一番乗りのコースだったので、記事にあるように台長様にお会いできました。ただ前回よりも短くお話を聞くだけで終わってしまいましたが。。。ふと、なんとなく思ったのですが、総研大の方々は台長室に入りたいからこのツアーをやっているのかなとか。いえ、かなりの邪推なんですが。。。
    あと今回のサプライズは、自動光電子午環のところで話を聞いているとちょうど屋根を開ける現場に遭遇しました。総研大の方も始めてみたということで写真に撮っていました。
    あと次の次?ぐらいに出てくるであろう某工作会社は高津区でした!!高津区の工作系の会社って何気にその分野ではメジャーな会社が多そうですね。ノギスなど測定系のミツトヨ、スイッチの日本開閉器工業なんかもありますし。やっぱり南武線沿線沿いは戦前軍需系の企業があったからですかね。。。
    ちなみに今日某社の前を通ってきました。ここが日本の天文学に携わる人が知らない人はいないというその分野では超メジャーな会社とは全く思えない外観でした。(^^;
    2008.11.02 21:59 | URL | #195Lvy4Y [edit]
    むるきち says...""
    ミツトヨ、工業関係では知らない人のいないメーカーですね。

    以前自分のブログにも書きましたがすばるの設置に携わった人と
    話をした事があります。
    守秘義務があるため技術関連の話は聞けませんでしたが
    寒いのと長期間缶詰状態で大変だったという話を
    覚えています。
    (長期滞在の宇宙飛行士の気分だったって言ってました)

    現場での作業は大変だったんだろうな~。
    2008.11.03 14:29 | URL | #ysuzPZ9s [edit]
    該当者 says..."一度見学してみたいです。"
    >ミツトヨ
    一度中の博物館を見学したいと思っているのですが、なかなか開館日に都合がつかず。。。
    創業者が
    ”欧米人にも仏教の良さを分かってもらいたい!”→
    ”仏教広ろめるにはお金が必要だ”→
    ”お金を稼ぐには人と同じことをしていてはだめだ”→
    ”海軍さんも作れなかったマイクロメーターを作ろう!!”
    ※かなり適当に略しています。
    ということで創業した会社ということで事業だけではなく生い立ちが面白い(失礼ですね)の気にはなっていたのです。
    しかし”仏教を広めたい”→”工作機器メーカーを創業する”という発想というかバイタリティというか熱き信仰心には仏教徒ではないですが脱帽です。
    2008.11.03 21:44 | URL | #195Lvy4Y [edit]
    ゆげ1号 says...""
    むるきちさん:
    すばるの件は以前ブログで読ませていただきました。
    直接見たり聞いたりするモノの迫力ってやっぱりありますよね。この手の見学ものは大好きです。

    該当者氏:
    え?ミツトヨって見学できるのかぁ。
    今度是非。
    2008.11.03 22:19 | URL | #- [edit]
    該当者 says...""
    >すばる望遠鏡
    富士山より400mも高いところにあるのですからとてつもなく寒い&空気が薄い過酷な環境なのでしょうね。。。といっても富士山すら登ったことがない(今までで一番高いところは美ヶ原高原かな?)ので全く想像すらつかないです。。。。想像すらつかないわけですが、そうなるとマウナケア山より800m近く高いアタカマ高原の5,000mって一体どういう環境なんだろうと思ったりします。昨年、台長様は行かれたんだよな。。。あの傘を持って。。。(傘は持っていかないか)

    >ミツトヨ見学
    高津の本社にある沼田記念館・ミツトヨ博物館は、事前申し込みが必要ですが見学できます。
    http://www.mitutoyo.co.jp/corporate/hall/museum/index.html

    ただ土日祝日は休館日なんですよね。。。専門の博物館ではないから当たり前といえば当たり前とは思いますが。
    2008.11.03 23:32 | URL | #195Lvy4Y [edit]

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