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2008.09.21 (Sun)

【書評】自転車と旅しよう!

 以前、ゆげ2号とメールでのやり取りがあったくらいしか接点が無いにもかかわらず、なんとなく動向が気になってしまう絹代さん。 「スーパー健康管理士」からすっかりと「自転車エバンジェリスト」、もしくは次々と過酷なコースに送り込まれる「絹代どうでしょう」へと転身を遂げつつある(?)ようです。
まぁ我が家では「傑作 絹代鶏」の生みの親、いや雌鶏という意味じゃなくてレシピの作者として(レシピは著書を買って読んで下さい>>他にもいろいろ載ってますし全体的に買う価値十分の情報量です)おなじみなのですが。


 さてそんな絹代さんの新著が刊行されました。



□書名 自転車と旅しよう!
□著者 絹代
□出版データ
ISBN:9784777911523
本体価格:780円


 雑誌「自転車生活」の企画で走ったさまざまなコースのレポートを再構成して、新たに書き下ろしたものだそうです。
すごいな〜ブログとか見ててもかなり忙しそうなのに、どこにリライトの時間があるんだろう・・・本当に寝る間も惜しんで書いているんだろうな。


 内容ですが、基本的には自転車生活誌の記事と比べて、文体が日記調というか、ブログ的な「一人語り」スタイルになっていて、それによって内面的・心情的な「本人ならでは」の話が増えているように思います。 自転車紀行として、決して巧みな筆致で言葉を綴るようなスタイルではありませんが、実際に経験した人間の素直な表現で勢いよく書かれています。まぁその裏返しかもしれませんが、ちょっと粗い気もしますけどね(笑)。

 かつて文章読解の講師的なアルバイトをしていたゆげ1号には、段落分けのポイントとか、そういう細かいポイントがどーしても気になってしまうんです。これって本読みとしてはある意味不幸か?

 
 写真も誌面とは違うものが多い(サービスショットも多め?)ですが、すみません、活字好き・・・というか漫画読んでてもいつの間にかフキダシしか読んでいないようなゆげ1号はもっと活字を増やして欲しかったです。ま、これは個人的な感想。多くの人にとっては写真多いほうがいいですよね。

 #おかしいなぁ、にもかかわらずゆげ1号は写真すきなんだよなぁ・・・

 コースのラインナップもレース、ロングライド、輪行、山(MTB)、街乗りといったさまざまなスタイルで、行く先も温泉やら自然遺産やら自転車博物館やらと多彩です。

(走り方)×(場所)をうまく組み合わせて、全10篇の紀行、どれも無駄なく楽しめます、というか走る楽しさが伝わってくる内容です。

 


  ここからはすげー穿った感想。何の根拠もないですからねーご了承ください。


 これ書くの、すげー大変だったんじゃないだろうか。
丁寧に書きたいんだけど、ところどころ心情が爆発して突っ走るような文面。きっとかなり生真面目な、道理に合わないことが我慢ならないタイプ?
自転車にまつわるアレコレを思いっきり楽しんだ後に、それを仕事に変えなくてはならないプレッシャーを人一倍感じたりして、それが「心情面」の勢いになっているのかなーとかおもったり。


 いや、根拠も無くすげー勝手なキャラ設定してますけど、なんかこの人、びっくりするくらい多才な人なのは間違いない。

 
 でも、なんか短距離ランナー的な危うさを感じるんだよなぁ・・・自分でそう思っているかどうかは別として、器用というか、キャパの広い人と周りに思われてしまうと、なんかあっという間にそのキャパいっぱいにいろんなものを詰め込まれて、結果的にあっという間に燃焼しつくしてしまうことってあるじゃないですか、オトナ社会ではよく。


ほんと、燃え尽きないで、多少ゆるーくてもいいから長く続けて欲しいと思います。

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