softtail.log | 自転車でのポタリング日記と自転車話+α

    一冊の古本から辿り着いた、ちょっとした発見

     ふとした思いつきでめぐりあった、2002年に刊行されたミニベロのムック。


     今から6年前、当然ゆげーずは自転車なんか興味のかけらもなく、ゆげ2号に至っては1号にママチャリで5kmくらいの散策に付き合わされたくらいでぶーたれて、夕食の支度をボイコットする始末・・・なんて話はともかく、そんな頃の小径車の世界ってどうだったんだろうという、とても単純で素朴な思いつきと奇妙な同期を取るように、このムックは偶然、1号の目に留まりました。


     あー、実はここからすげーかっこいい文章を書き連ねたんですが、きっと後から読み返すとすげー恥ずかしくなるに決まってるんで書き換えます。


     あぁ、もういいよねこういう前フリ


     そんなわけで、まるで歴史本を読むようにこのムックを読み始めたのですが・・・いやー読み物として本当におもしろい!「ミニベロのある暮らし」的な特集とかも全然風化していないし(むしろ今の本より勢いがあって面白いかも)、逆にカタログ記事は現在との違いがはっきり分かれていていっぱい発見があります。


    へー、ブロンプトンって安い台湾製モデル(3段変速)とか出してたんだー

    へー、ホンダも折りたたみ自転車だしてたんだー

    へー、日本のメーカーもまだ結構頑張ってたんだー

    へー、この頃ってBD-1もF20-Rシリーズも今より安いんだなー

    へー、トヨタも折りたたみ自転車だしてたんだー・・・つーか、社内ベンチャー立ち上げて自転車の開発とかやってたんだ・・・


    ん? 社内ベンチャー?ちょっと待った。

    少なくとも「トヨタのミニベロ」なんて今じゃほとんど話を聞かない。
    ちょっと検索してみても「トヨタチーム・トムスと共同開発」したミムゴという会社の激安自転車とかくらいしかでてこない。

    さて、いったいこのプロジェクト、どうなったんでしょうか・・・
    やはり、「そーいうこと」と考えるのが妥当か?


    Webってすごいですね。
    さくっとググってみると、早速当時を偲ばせる記事が出てきました。

    ■トヨタが自転車事業に進出
    (ソース)
    http://response.jp/issue/2001/0608/article9587_1.html

    (キャッシュ)
    http://209.85.175.104/search?q=cache:O5frak9_QWIJ:response.jp/issue/2001/0608/article9587_1.html+%E3%83%88%E3%83%A8%E3%82%BF%E3%80%80%E6%8A%98%E3%82%8A%E3%81%9F%E3%81%9F%E3%81%BF%E8%87%AA%E8%BB%A2%E8%BB%8A&hl=ja&ct=clnk&cd=20&gl=jp


     なんでも、社内ベンチャー制度を利用して発案者とトヨタ、自転車メーカーのサギサカが共同出資して折りたたみ自転車の会社「バイク・ラボ」を設立するそうで(2002年の話ですからね、念のため)。
    ついでに日経の記事もあったのでリンク。


     でも、今となっては話も聞かないし、「スポーツサイクルカタログ2007」(八重洲出版)にも当然載っていない。
    ということは・・・まぁそういうことなんでしょう。


    #ちなみにこのカタログも、今回の話が気になって古本で入手(笑)
    #まぁ安かったからいいけど


     ちょっと待った。関わった人たちはどうなったんだ?
    こんなときも、googleって便利ですねぇ。

    • トヨタ自動車:
      ⇒言うに及ばず。調べるまでもない(笑)
    • サギサカ:
      ⇒現在も自転車用品販売業の大手として健在。月刊サイクルビジネス(そんな雑誌あるんだぁ)2008年8月号ではトップインタビューで社長が登場
    • 発案者 白井健次さん:
      ⇒資本金1500万のうち50%以上出資しているんですね。大丈夫なのか?
      でもどっかで聞いた名前だなぁ・・・ん?


     そう、あの人ですよ。
    最近ちょっと話題になってる「YS-11」を開発したバイク技術研究所を興された人!
    初期不良品の対応をするために実車担いで購入者の家まで赴いたらそこが一本木蛮の家だった人!(←「じてんしゃ日記2008」より)


     すげぇ。


     YS-11の開発者この人に、こんなワンクッションがあったなんてびっくりです。きっと、いろいろあったんだろうなぁ・・・と思ってさらにググってみたのですが、そういう目線で改めて情報を追いかけると、特にこの方はトヨタでの経験を隠したりしているわけでもなく、3年で撤退したとかいう話までオープンにされてるようです。あーよかった、それほどブラック話じゃなさそうだ(笑)

     さて、となると気になるのが、当時この方がどんな自転車を作っていたか、ですよね。


    それはNyi(ニョイ)という折りたたみ自転車。

    もちろん私は掲載されている本を持っているので写真は見ていますが、いざこの自転車をググってみても、写真はあんまり見つからない・・・とおもったら見つかりました。


    とりあえず、こちら(キャラウェイという自転車屋さん)
    http://www.charaway.com/info/010fdb/nyi.html


    つーか、まだ売ってるのか?
    本当ならそれはすごいなぁ。
    こういうのって、コレクターいないのかなぁ・・・いや、ちょっと欲しくなっている自分よ、目を覚ませ(笑)

     



     ふとした思いつきがちょっとした発掘(自分にとっての、ですけど)につながることもあるんですなぁ。
    それに、古本に書いている話は(当たり前ですが)過去に書かれたものなので、その本からすると自分は「未来を知る神」なわけです(笑)。

     

     
     知らない過去を発見し、その事実が辿る運命の糸がどこで途切れるのか、もしくはどんな今につながっているのかを追いかけることができる。

    古本探索、ちょっと面白いかも。

     #古本だと安いしな(本音)

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