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2008.07.31 (Thu)

【書評】じてんしゃ日記

 「ブログ検索」とか「関連ブログの自動収集サービス」って、冒頭の文章を要約的に数行表示するんですよね。だから冒頭にダメダメなこと書くと、「自転車」とか「GPS」とか「KHS」とか「nuvi」とか「ヘリウムジャボ漬け」に興味を持った、未だ見ぬどなたかに対してとても恥ずかしいことになるんだって、今気づきました。


 さすがにこんな冒頭から始まるブログは引くわなぁ・・・でおなじみのゆげ1号です。
(リンク先からsofttail.logを探してみてください)


 さて気を取り直して、最近ブックオフオンラインで何冊か自転車本を大人買い(古本だけど)して読み始めたのですが、いきなりヒットに当たりました。

じてんしゃ日記(一本木蛮&高千穂遙)


 いや、全然期待してなかったのですが、これは面白い!短編ドタバタ日記漫画の形式(そんなものあるのか?)をとりながら、その中でビギナーに必要な情報やサイクリストが考えなきゃいけない話、ココロに惹かれる話なんかが織り込まれています。


 実はゆげ1号、漫画が苦手です。いや何が苦手って、簡単に言うと「全然画を見ない」し「見ても何描いているのか頭にあんまり入らない」んです。気がついたらフキダシに書いているセリフだけ読んでいたり。

 でも、一本木蛮さんの画って非常に「わかりやすい」んですよね。まぁ自分には漫画の良し悪しを判断する眼はまったくないのでこの文章もそーいう観点では読まないで欲しいですけど、「自転車にはまり突っ走るおぢさん(=高千穂氏)」の教えを乞いつつ、もう一方では「ふつーの人の目線」で「ふつーじゃないおぢさん」を見つめている。


 きっと彼女の興味は「自転車」じゃなくて「突っ走るおぢさん」なんじゃないだろうか。 描かれているものがそこにフォーカスされていて、ブレない。だから読みやすいのかなーとか思いました。

#いや、元ローディストを身内に抱えていた1号に言わせれば、一本木蛮さんも決して「ふつーの人」ではないと思うんだが

 以前読んだ高千穂氏の「自転車で痩せた人」を「突っ走る本人(=高千穂氏)目線」と言うならば、それを「別の角度」から眺めたらこうなるのかなぁ、と思います。だから、「自転車で痩せた人」とセットで読むとまた味わい深い。


 また、あとがきとかで著者両氏が「自転車描画に関する瑕疵は眼をつぶって欲しい」様なことを書いていますが、個人的にはむしろ逆!この本においては精緻な自転車描画はむしろ不要で、おぢさんや周りの人々へのフォーカスを徹底させているのが面白さの源泉なんじゃないかと。極端な話、自転車の表現なんて、この本ではハンドル形状(ドロップ・ブルホーン・フラバーとか)と車体の大きさくらいでもう十分。もちろん自転車のディテールが持つ美しさもわかりますし、そこにフォーカスした本も大好きですけど、それは高千穂氏の筆力、もしくはもう一人パートナー(写真家とか)を増やせばいいんじゃないかなぁとか思います。


読みやすく、軽い。
ほめ言葉です。


#しばらく帰省していた関係で若干、日高晤郎テイスト@北海道ローカルが混ざってしまった(笑)
マターリ土曜日のシンボルなんだよなー、日高晤郎ショー@STVラジオ



と思ったら続編出てましたね。
早速読んでみたいと思います。

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