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    恥ずかしい骨の話 後編

    :ゆげ2号は医者ではないので、あくまで個人的な経験を拠り所とした一個人の考えということをご了承ください。実際に自転車に乗るかどうかは自己責任ですよ。

    前編はこちら



    ■まずは原因を絞り込もう

    どうも、恥骨痛の原因っていくつかあるらしいんですよ。
    (前編でもリンクを貼らせてもらった整骨院さんのHPより)
    妊娠中の恥骨上部の痛み (原因のひとつとして)腹筋の腱膜が張っている痛みの可能性あり
    骨盤のゆがみが原因の恥骨付近の痛み  妊婦に限らず、マラソン等でも起こりうる
    出産後の恥骨結合部(恥骨の中央)の痛み

    自分の症状に当てはまるものを考えると、とりあえず出産前なので③ではなさそう。痛みの場所も違うし。①は、階段を登ったときや自転車で振動が続いたときに張ってくるやつですね。支え帯でかなり発生を抑えられるし、今問題にしている痛みとは違いますね。残るは②なんですが、①のページに骨盤が前傾している場合として②へのリンクが!確かにお腹が前に前に膨らむもんで、立っているとき、歩いているときとどうしてもお腹を突き出した姿勢(骨盤前傾)になっちゃってます! がぴったり当てはまる!

     注:ここからはゆげ2号の推論がまざります。文章だけだとわかりづらいかと思うので、②のページの骨盤の図を横目で見ながら説明を読んでくださると助かります。

     ②の図を見ていただくと、骨盤の下のほうが眼鏡みたいな形状になっていますね?ここが坐骨です。左右のレンズをつなぐあたりが恥骨結合になります。で、図にはないですが、大腿方形筋と書いてある辺りの上部のくぼみに大腿骨(フトモモの骨)という大きな骨がはまって股関節になるわけです。

     で、いろんな筋肉の名前が並ぶ中、共通した単語「内転」が入っている筋がありますよね。「内転」とは関節の動きを表現する言葉で、「股関節内転」と言う場合、フトモモを横方向に閉じる動きになります。
    ここで「内転」が含まれている筋肉は坐骨と大腿骨の内側をつなぐようにくっついており、ぎゅっと縮むと足を閉じるように働くので、そう名づけられているわけです。ちなみにこれとは逆に足をひらく動きは股関節外転と言います。


    おまけ:内転筋群を意識してみよう!
    お相撲さんが四股(しこ)を踏むときの格好をしてみましょう。足をがっと開いて、膝を曲げ、腰をぐっと落として…そうすると、その姿勢を保とうとするだけでフトモモの内側がプルプル緊張しているのが感じられます。これが股関節の内転筋群です。筋肉は動いているときだけでなく、静止して見えるときにも姿勢を保つために働いています。ちなみに、お相撲さんが四股(しこ)を踏む、大きく足を振り上げる動作のときも外転筋の力をコントロールするために内転筋も一緒に働いています。

     

     

     回りくどい書き方になりましたが、要は坐骨には股関節の内転筋がくっついているわけです。で、この文章のはじめの方(前編)でゆげ2号が書いたことを思い起こすと、股関節の付け根は足を閉じる動き(股関節の内転運動)をするときに痛むらしい」…おお、なんかつながった!痛みの原因はこれかー!

     要約すると、ホルモンの働きによって骨盤の関節がゆるんだことやお腹の膨らみにより骨盤が前傾してしまうことなどが原因で骨盤がゆがみ、それによって筋肉(おそらくゆげ2号の場合は左の内転筋群)の付着部位に痛みが生じている、ということではないかと。
     
    ■なぜKHS F20RAに乗っていると痛くないのか?

     その謎を解く鍵は、骨盤の前傾・後傾にある気がしますねぇ。それを元にゆげ2号の仮説に入るわけですが、その前に骨盤の前傾・後傾について一応補足してみたいと思います(詳しい方は飛ばしてください)。

     別に 骨盤の前傾=悪 ではないのです。スポーツの種類によっては骨盤を前傾しろ!って話も当然出てきます。単に骨盤の状態を表しているのに過ぎないので。でも、スポーツサイクルのサドルに座る姿勢では、骨盤を後傾させた状態(俗に言う「骨盤を立てる」)が推奨されています。これは、スポーツサイクルのサドルが非常に小さく硬くて、ママチャリのように座る(骨盤前傾)とあっという間にお尻が痛くなってしまうからです。 骨盤を後傾させて腰掛けることにより、坐骨の下端(先ほどの説明で言うと眼鏡のフレームの下の部分)の2点と恥骨の、合わせて3点に体重を分散させることができるのです(サドルを適切に調整することが大切ですが)。

     


    骨盤の前傾と後傾を椅子に座って体感してみる(うまく説明できるかわかりませんが…)
    まずは前傾。立って、前かがみになってひざ下の辺りをさわりながら腰掛け、そのまま背筋を伸ばします。おしりが後ろにでて、腰が反り返り、お腹が前に突き出ているはず。これが骨盤が前傾している状態です。

    次に後傾。椅子に座ったまま両膝を抱えてください(できるだけ背もたれに寄りかからないようにバランスを取って)。そのまま両足を下ろし、背筋を伸ばしますます。お尻が引っ込んで腰やおしりが先ほどよりまっすぐになっているはずです。ちなみにひざを抱えたままバランスを取ってずーーっといると、左右のお尻が痛くなってきて嫌でも坐骨の場所が意識されると思います(笑)。

     


     で、どうして歩くと痛いのにKHS F20RAに乗っていると痛くないのかについてのあくまで仮説なんですが…。ゆげ2号は、KHS F20RA乗車時前傾姿勢にその秘密があるのではないかと考えました。歩いているときとの対比で説明を試みてみます。
     

    ○骨盤の状態
     ・歩行時
     通常の上半身の重みにお腹の重みが加わり、更に腹筋がお腹の膨らみで伸ばされている(推測ですが、力が入りにくい状態になっているのでは?)ことにより、腹筋がそれらの重みを支えきれずにお腹を突き出した姿勢(骨盤前傾)になってしまう。意識すれば一時的に骨盤後傾位を取ることは可能だが維持するのは困難

     ・KHS F20RA乗車時
     前傾姿勢をとることにより、通常の上半身の重み+お腹の重みがハンドル・サドル・ペダルの3点に分散され、腹筋への負担が軽減される。このことにより、骨盤後傾位を取ることが容易になる。また、骨盤後傾位を取った状態で腰を下ろせばサドルでその状態が固定されるため、常に腹筋を働かせなくても骨盤後傾位を維持するのが容易

    ○恥骨付近への負担(かなりゆげ2号の推測が入ってます)
     ・歩行時
     お腹が突き出た姿勢を支えるため、足が外開き(ガニマタ)になる。この状態では常に股関節の内転筋群が働くことになり、痛みを増強させているのではないか。また、緩んだ恥骨結合にとってみれば、坐骨に付着した股関節内転筋群が強く収縮することは坐骨が左右に引っ張られる(恥骨結合が広がる)ように作用するかもしれない。

     ・KHS F20RA乗車時

     通常の上半身の重み+お腹の重みがハンドル・サドル・ペダルの3点に分散される上、骨盤後傾位を取ることにより左右の坐骨と恥骨の3点へ重みがさらに分散される。また、スポーツサイクルのサドルは傾きの調整も出来るため、適切な角度にすることで恥骨への圧迫は姿勢を保つ上での最小限に調整できる。また、ハンドルを高めにしてお腹の膨らみが大腿部に接しないように調整することで、ガニマタにならずにまっすぐペダルをこぐことが出来る。このことにより、運動時の股関節内転筋群の収縮は歩行時に比べてかなり弱いと考えられる。



     こんな感じでしょうか。かなり憶測が入ってますが…。なんせ、遠い昔の知識で推論を積み重ねているんで、できれば詳しい方にお話を聞きたいものです。ツッコミお待ちしてます。とりあえず、次回の受診時に主治医に聞いてみようと思うんですが、聴いてくれるかなあ、こんなマニアックな話。

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