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    【書評】ロードバイクの科学

     書きたいネタは山ほどあるのになかなか文章がまとまらないゆげ1号です。

     あぁ、時間が欲しい(欲しいネタばっかりだな最近)

     まぁこればっかりはカード払いでも解決できないし、「書きたい欲」と「書くための難易度」の合計値が高いものから順にやっつけていこう。

     ということで、最近立て続けに自転車本を購入している中から1冊。「ロードバイクの科学」という本です。
     著者: 藤井徳明   出版社: スキージャーナル  発行年月: 2008年03月

     例によって上記リンクはアフィリエイト機能(アマゾンは表紙画像が使えなかったので今回は楽天ブックス)を使用していますが、アマゾンでも買えますし書店で手にとってぱらぱらめくってみるのも一興です。

     
     この本は本職が機械系エンジニア(自動車系)の方が自分の趣味(自転車)とノウハウ(工学)を融合して執筆されたもののようです。表題はロードバイクとありますが、まぁ自転車全般に活用可能なネタが多いです。

     「空気抵抗の影響ってどれくらい?」 「引き足の実態は?」といったどちらかというとロードレーサーよりの話題から、「自転車のフィッティングはどうすれば?」 といった自転車全般に活きる話題や、「固定ギアのピストで行うスキッドの制動能力は?」 「ママチャリの改造」といったネタ的におもしろい話題、さらにはホイールを組むといった話まで、ちゃんと工学的/力学的な裏づけの元に論じられています。


     例えば、空気抵抗の観点からみるとディープリムのメリットがいかに大きいかよくわかる、とか。 


     非常に考察も丁寧でそこが好き嫌いの分かれるところかもしれませんが、大変読み応えがあり、かつすごい説得力を持った本です。雑誌の特集記事にもこの手の記事はよくありますが、「どうしてそうなるの?」という部分に一抹の消化不良感を持っている方には本当にお勧めです。


     逆に「正しいかどうか判らないけど結論だけさくっと教えてくれればいい!」という人には不向き・・・ですかね。

     この本の書き方って、自分もどっちかというと似たタイプなのでそう感じるのかもしれませんが、「テーマを提示」してから「それをいろいろと検証」して「結論を導く」というスタイルで書いてあり、結果だけ欲しい(言い方は悪いがそこに知的好奇心をそれほど持っていない)人にはまだるっこしい書き方に映ると思います。また検証の過程でも複雑な話の場合には段階的に条件を付け加えて検証を進めていくので、そういう意味でのまだるっこしさは感じられるかもしれません。

     また、そこに追い討ちをかけるような数式攻撃もお見舞い。特に高校理科から「モーメント」がカットされた一部の世代(ゆげーずと同世代の方々)にはちょっとしんどいか?


      ・・・なんて若干ネガティブな書き方をしてしまいましたが、それでもこの本はお勧めです。
    一般的なモノ書きのお作法として「結論を先に書いて、そこから詳細な掘り下げをしていく」、要するに「3行でも理解できるし、それ以上読み進めればその分だけ深く把握できる」という書き方が流行っているのは確かに事実。でも、物事を深く掘り下げていく順序っていうのは必ずしもその順番とは限らないんじゃないかなー、なんて思ったりもします。

     そういう意味で、この本のような考察の深め方はすごく勉強になります。
    はげしくおすすめです、この本。

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    Category : 自転車本書評
    Posted by ゆげ1号 on  | 0 comments  0 trackback

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