softtail.log | 自転車でのポタリング日記と自転車話+α

    シマノ 世界を制した自転車パーツ

    意外とみんなSNSなんてやってないに違いないと信じて疑わないゆげ1号です。
    だって(以下略

     久しぶりの自転車本書評ですが、よく考えたら1号は、子供の頃から作文のなかでも「読書感想文」が大の苦手でした。内容を説明しようとしすぎると「あらすじ」になってしまうし、かといって内容に触れないと「何がよかったのか」を伝えることも出来ないし・・・

     一度、悩みに悩んで、結局書き上げたものが「読んだ物語のサイドストーリー」になってしまったときには、子供なりに「もうだめだ、作文の世界から身を退こう」と思いつめたものです(一部嘘)。
     じゃあそれ以外のものは巧く書けるのかといわれると「?」ではあるものの、やはり本のことを文章化するのは未だに苦手意識があります。


     そんなこんなで(?)、国内ライバルにもカンパニョーロにも一歩も退くことなく闘い、自らの失敗からも決して逃げることなく業界トップの座を勝ち取って更に躍進を続ける「シマノ」の軌跡を紹介したのがこちら。

    「シマノ 世界を制した自転車パーツ」 山口 和幸著

    シマノ 世界を制した自転車パーツシマノ 世界を制した自転車パーツ
    (2003/06/24)
    山口 和幸

     さすがに強引過ぎたか・・・

     気を取り直して、この本はなかなか面白かったです。
    もともと堺市の鉄工所だったシマノが「シマノ三兄弟」の指揮の元、自転車パーツの世界でどうやってトップにのし上がっていったのかが、関係者のインタビューなどを中心にまとめられています。書かれている時代として戦後から7700系デュラエースくらいまで。もちろんロード系の話だけじゃなく、MTB系のコンポーネントの話も出てきます。
    まぁプロジェクトX的な本ですな。

    【○なところ】

    • 仕事への情熱、プライドみたいなモノが刺激される(気がする)
    • 戦後自転車産業の歴史がよくわかる
    • ライバルだったサンツアーの元社長さんがかっこよすぎる!この人が真の主人公じゃないだろうか
    • 自転車パーツの知識がなかなか身につかない人(=1号)は、こういう本を読むとパーツをストーリーと関連付けて理解できる
    • やっぱりランス・アームストロングはとんでもない頑固者だったんだ(笑)


    【△かな?】

    • 内容のまとめ方が中途半端で判りづらい。時系列でまとめるか、個別トピック(STIとかエアロとかカンパとの闘いとか)中心で書くならそれぞれの掘り下げを中心にするとか・・・


     読んでいて感じたのは、やはりリーダーシップの大事さですかね。この会社の最大の強みって、ぶっちゃけ「同族経営」だからこその安定かつ大胆な事業計画なんだろうなーと思います。まぁ同族経営の弊害もあるんでしょうけどね。

     あと、「好き」と「真摯」は似て非なるものだということ。シマノがライバルに勝った最大の要因は自転車とそれを使う人に対して「真摯」であったことなんじゃないかと。
     
     この真摯さって、時にとても無謀だったり残酷だったりする一面を覗かせます。ちょっと一般的な見方とは違うかもしれませんが、個人的にはマイクロソフトなんかにも通じるような気が。

     

     さて、この本を読んで気になったのは「他のパーツメーカー、たとえばカンパニョーロはどんなスタンスでやってきたんだろう?」ということ。
    シマノ以外のメーカーについて書かれたモノが是非読みたくなりました。

     ちょっと探してみるか。

    【2008/2/18補足】

     何の気なしに上記リンク先(アマゾン)をクリックしてみたら、ずいぶんとプレミア価格になってしまってます>シマノ本

     ごめんなさい、個人的な感想ですが、4000円出す価値があるかというと疑問です。

     すでに中古以外では購入が難しいようですが、B●●K●FFなんかで見かけたら是非手にとって見てください。
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    Category : 自転車本書評
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